【12/23】漫画からのプレゼントを振り返る
こんばんは。ふれにあです。
12月も23日ですが、今回の僕の「セイ。」は「所為」ということで、僕が漫トロに入ってからの数年間で読んだ漫画の所為（影響）で買ったものとその思い出を語ろうと思います。これらは今でも僕の「生」活に少しずつ影響を与えています。
奇しくもプレゼントを紹介するような内容になってしまいました。
(1) 十徳ナイフ(石黒正和「ネムルバカ」より)
漫トロ1年目の初クロスで読み、衝撃を受けた神漫画「ネムルバカ」に登場するアイテムです。
漫画内では初めて夜行バスに乗る後輩に、護身用にと先輩が託すアイテムで、ナイフ、ノコギリ、はさみ、ピンセット、せんぬき、缶切り、ドライバーなどの機能が搭載されています。作中では、夜行バスで隣に座ったおっさんがイヤホンから盛大に音漏れしているのを、おっさんが寝ているうちにチョン切ってしまおうかと葛藤するシーンがありました。
結局行動に移すことはなかったのですが、これを読んだ僕は便利な道具だな、と素直に感じ、すぐにAmazonでポチりました。
そしてかばんに入れておくようになってすぐ、はさみが必要になったりワインの栓抜きが必要になったりと活躍してくれました。幸い武器として使ったことはありませんが、僕もいつか後輩に託す日が来るかもしれません。
(2) 黒いワイシャツ(あらた伊里「総合タワーリシチ」より)
漫トロ2年目で文ピカで見つけた、ハイテンション百合漫画でおなじみのあらた伊里先生による「とどのつまりの有頂天」が面白くて手に取った同作者の「総合タワーリシチ」から影響を受けて買ったアイテムです。
作中の高校では制服のシャツの白黒を選ぶことができ、ヒロインの悠は白髪（本当は薄いピンク）、色白で黒シャツを着こなしており、主人公の神奈もそのへんの人とは逆の色合いを持つ天才肌の彼女に未了されていくのでした。
この制服の範囲でできる独自のファッションに惹かれましたし、白っぽい髪の女の子が黒い服を着てるのっていいよねと思うようになりました。
自分は高校時代は私服校でしたし、それまで普段着として襟付きのシャツを着る機会がなかったのですが、こういうのも良いなと感じてこの服を買ってからはそれなりに襟付きのものを日常的に着るようになりました。
最近着ていなかったのでしわしわでした。
これは「バーナード嬢曰く」という長いこと追っかけている作品で紹介されている本です。先日1年以上ぶりに新刊が発売されました。読書論漫画ながら肩肘張らず読めて、どこをめくっても名言の絶えない作品です。作中で登場人物が話題に上げているものや、話の合間の作者コメントで言及されている作品の中で興味のあるものをいくつか買いました。
ジョージ・オーウェル「一九八四年」、ブッツァーティ「タタール人の砂漠」、コ―マック・マッカーシー「ザ・ロード」、マイケル・コーニィ「ハローサマー、グッドバイ」などです。その中でも特に『ザ・ロード』は『バーナード嬢』で紹介されなければおそらく手に取ることがなく、そして面白い本でした。雑な紹介をすると、ゲーム「LIMBO」の世界観に近いと思ってます。
(4) ハチミツ、米油、水飴など(panpanya「魚社会」より)
2021年のランキングとして自分も投票したpanpanya先生の「魚社会」で、panpanya先生にしては珍しく6話ほどにも及ぶ連話だった「カステラ風蒸しケーキ」の話に出てくる、絶版となった菓子パンを自分の手で再現しようという話に登場したものです。寮に住んでいるpanpanya好きの友達から、「これ作ってみないか」と持ち掛けられて買いました。僕は材料と焼き型を買い、友達の方は電動泡だて器を買いました。作中での説明にそのまま従ってできたケーキはやや卵の味が強すぎて、もう少し乳系の味が欲しかったのを覚えています。また、コンビニで似た卵風蒸しパンを見つけるたびに自分でも買って味を確かめてみるようになりました。なぜかそのときの写真が残っていなくて無念。くそー…。
酒買ったのこの漫画知るより前だったかも。久しぶりに見たら9割以上残ってた。全然減らん。
書き終わったらカルーアミルクでも作って飲もうかな。
他にも何個かある※と思いますが、今回紹介するのはここまでにします。（※「めだかボックス」の影響でトランプを携帯するようになったとか。）
みなさんも作品に影響を受けて買ったものがあれば教えてください。
それでは、よいクリスマスを。
