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京大漫トロピーのブログです

【12/12】嫁キャラについて語る夜

こんにちは、新次郎です。(12/13でのタイトル変更申し訳ございません。)
皆さん今夜は何してますか? 私はTAMUSICの2次創作音楽を聴いたり、来年2/4にあるとある戦いのための準備を進めたりしてます。
さて、突然ですが、12/12と言えば皆さん何の日かわかりますか?
新名神高速道路高槻〜川西間開通日?
それとも難波土竜遺棄事件記念日?
両方違います。
今日は、
からかい上手の高木さん』第7巻発売日です!

イエーイ!
え、嬉しくない? なんで?
この漫画、来年1月8日、9日の深夜にアニメ化されるんですよ? 高木さんを愛する私としてはこの上なく嬉しいことなんですけど。(「夜」は深夜アニメの「高木さん」とかけました。)

私は、7巻を今日の実習が終わった直後に買いに行きました。どれも面白かったんですけど、今回は特に気に入った話をレビューします。(ネタバレ注意)

「入学式」:高木さんと西片の馴れ初めの話。入学式から悪目立ちした西片に目をつける高木さん。高木さんのハンカチを西片が拾ったせいで初日に遅刻してしまった西片を高木さんは面白がった。これが西片にとっての地獄(笑)の中学生活の始まりなんですね。西片を照れさせる高木さんが最高に愛くるしかったよー。

「スポーツテスト」:この頃はまだ「西片君」呼びか。用意周到な高木さんに西片は勝つ術もありません。

「お土産」:高木さんは変顔が得意です。山本崇一朗先生は高木さんの変顔を極力描かないようにしてるんですが、この回に高木さんの変顔が描かれてました。
まあ、西片の妄想なんですけどね。

「催眠術」:高木さんと西片の催眠術ごっこ。高木さんのアヘ顔ダブルピースを拝むことができます。

「大福」:開始早々高木さんが舌出してて萌え。てか、大福って中学校に持って行って良いのか?

「宝くじ」:「照れたら負け」を地で行く話。西片は高木さんのことが好きなのかなー。高木さんはそこに付け込んでからかってるけど。

「約束」:出だしに下策で高木さんを驚かそうとして失敗した西片の姿はお笑いだったぜ。高木さんって西片の気持ちを巧く利用してからかってるけど、西片のデートの誘いに応じたあたりやっぱり高木さんは西片に気があるのかな。

ついでにゲッサン1月号分も。(ネタバレ注意)

「年末1」:珍しく高木さんが負ける話。と思ったら夢オチかーい! 本当は西片は1年間全敗だった様で。西片は高木さんに一矢報いようと、勝負を仕掛ける。

「年末2」:西片の負けフラグが何本か立ってるけど、勝てるのか? 勝敗の行方は読んでからのお楽しみですのでぜひ読んでね。

以上、長々と「高木さん」のレビューをしました。
高木さんは私の嫁です。 7巻特典の高木さんとのデートカレンダーを見ました(高木さんとデートする気分を味わいながら)
制服、琉装、水着姿、ハロウィンコス、体操服、サンタコス、振袖、そして私服。 どの高木さんも天使でしたけど、一番良かったのは最後のラフ画ですね。
どの高木さんも見てて鼻血が出そうになってしまいました。

普段は私、男キャラに萌えるんです。個人寄稿でも書いたラディッツちゃんを筆頭にヤムチャ天津飯なんかが代表的な男キャラ萌えの対象です。また、最近始めたアイドルマスター sideM に出てくる可愛いらしい男キャラ軍団にもいちいち卒倒してしまいそうでした。「DB」3大萌え戦士といい、Mマスの子たちといい、どの子も天使なんだもん/// 彼らの抱き枕が欲しい。

そんな中で高木さんは女性キャラの中で唯一私が愛せる存在なのです。男キャラにしか基本萌えられない私にとって高木さんは女神です。今回7巻で山本崇一朗先生は私を萌え殺しにかかってきました。流石です。

さて、皆さんは去年末どう過ごされましたか? 私は去年末にかなり辛い出来事があって心が壊れてしまいました。今も故障してます。今年の最後は何もなければいいなと願う夜を送っています。

今年は平穏に年を越すことができますように。

【12/11】競馬入門

どうも初めまして、今年入会したファービーです。漫トロ1年目ですが3回生です。今年のテーマは「夜」らしいですね。地元から京都に越してきて約2年半、恋人ができたこともない僕は、日々さみしい夜を1000回近く繰り返してきました。千夜一夜物語ですね(意味不明)。しかし、いきなり「夜」で何か記事を書いてと言われても難しいですよね。夜…黒い…ブラック…12月24日…、
キタサンブラックだ!!!!
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ということで競馬に関する記事を書いていきたいと思います。
友達とかに競馬の話をすると、「所詮ギャンブルだろ」みたいなダーティなイメージをもたれがちなんですが、実際は思考が9割と言われるくらい頭を使います。今日は11日だから11番の馬の単勝を買おうみたいなスタンスだとまず当たりません。ではどういったことを根拠に馬券を買っていくのかを述べていきましょう。僕が大事にしているファクターは大きく4つあって戦績、血統、騎手、トラックバイアスとなります。これらを整理したり複合しながら予想していきます。

1.戦績
まず競馬の予想する上で欠かせないのがそれまでのレースの実績です。当然前回勝っている馬は人気します。12月24日に行われる有馬記念でも、G1(もっとも強い馬が集うレース)を6勝しているキタサンブラックは実績的に当然1番人気が予想されます。
 しかし、結果表だけ見て順位の情報を単純に取ればいいというものではありません。先日のジャパンカップ(G1のレースの一つ)でキタサンブラックを下したシュヴァルグランの前回の結果は京都大賞典3着であり、7歳牝馬であるスマートレイアーに負けています(競馬における7歳はプロ野球でいうところの40歳くらい)。じゃあスマートレイアーシュヴァルグランキタサンブラックという不等式が成り立つかというと、そうではありません。ここで大事なのは競馬は必ずしも強い馬が勝つわけではないということです。京都大賞典というレース展開を見てみると、レース場の内側を先行した馬がほぼ上位を独占する(馬場の内側が綺麗で走りやすかったから)という展開でしたがシュヴァルグランだけは後ろから大外を回りながら3着に入っています。このことからこのレースで1番強い競馬をしたのはシュヴァルグランであると評価できますね。
こういった風にレース内容まで把握しておかないと場合によって戦績分析は予想にとって逆効果であると言えます。

2.血統
血統も競馬を予想する上で大切です。そもそも競馬はブラッドスポーツとも呼ばれていて、優秀な戦績を残した個体の遺伝子を次世代に残して行こうとします。現代の日本競馬で求められるのは高い瞬発力であり、ほとんどの馬がサンデーサイレンスという馬の血をもっています。今のリーディグサイアー(自分の子供の勝ったレースが一番多い馬)はご存知ディープインパクトです。ただ今年のG1を勝った馬でディープインパクトを父に持つのは皐月賞アルアインのみであり、時代が変わりつつあるのかなという気もします。
 それで血統をどう予想に結びつけていくかというと、血統とレースに求められる資質を合わせていくことが重要です。例えば、天皇賞(春)というレースがあります。このレースは全レースの中で最長の3200メートル(平均は2000メートルくらい)を走ります。このレースで必要とされるのは瞬発力よりもスタミナとタフさです。そうなってくるとサンデーサイレンスの血統よりも欧州の馬であるロベルト系特にトニービン血統の方が期待値は高くなりますね。現に今年の天皇賞春はトニービンの血を持つ馬が2,4,5着に来ています。
 ただなんでもかんでも血統の枠に当てはめて考えればいいわけではなくて、当然例外もいます。今年の天皇賞春を勝ったのはキタサンブラックなんですが、この馬はまさに例外中の例外です。この馬の母はシュガーハート、父はブラックタイド、母父(母方のおじいちゃん)はサクラバクシンオーです。
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父であるブラックタイドディープインパクトの全弟ではありますが、基本的に1800〜2000の中距離を得意とした馬です。母父であるサクラバクシンオーに至っては日本競馬史上最強のスプリンターと呼ばれた馬で、1400メートル以下で12戦11勝 の結果を残しています。一方でキタサンブラックは2000メートル以上の長距離を主戦としていて、そこで圧倒的な成績を収めています。このように馬は各個体として見なければいけません。血統はあくまで馬の見方の一つであると言えるでしょう。サラブレッドでも駄馬は駄馬です。
みどりのマキバオー』の主人公マキバオーも大型犬のような体躯をしていますが、血統的にはサラブレッドです。競馬漫画の中でレース展開を非常に熱く描いているのがこの作品の特徴ですね。

みどりのマキバオー (1) (ジャンプ・コミックス)

みどりのマキバオー (1) (ジャンプ・コミックス)

3.騎手また馬に乗る騎手も予想にとって重要な要因の一つです。人馬一体となってレースするわけですから、人間の手腕次第で大きく結果が変わることもあります。極端な話、僕がディープインパクトに乗ってもレースに勝つことはできません。基本的に競馬において人3馬7ほどの重要差があると言われています。換言すると野球の監督と選手ぐらいの差でしょうか。
今は外人ジョッキーたちがG1レースを牛耳っていると言っても過言はありません。かつてはヨーロッパのシーズンが終わった外人ジョッキーが10~12月に日本に稼ぎにくると言った形でしたが、ミルコ・デムーロクリストフ・ルメールという騎手が日本の騎手免許をとり、1年中日本で戦うようになりました。
そんでもってこの2人のレースの運び方のうまいことうまいこと。G1のデムーロに至っては彼の乗った馬の馬券を買うだけで回収率は200%を超えます。意味わからん。
騎手にも特徴があって、有名な武豊京都競馬場では非常に巧みなレース運びをしますし、岩田騎手はインから差すのが得意です。競馬を始めたばかりの人が回収率をあげるなら騎手買いするのがベターですね。日本人も優秀なジョッキーを育てて欲しいものです。『白星のギャロップ』はそんな騎手育成学校での生活を描いた漫画です。体重管理とか厳しいんやなあ…。マンガワンで読めます。

白星のギャロップ 1 (裏少年サンデーコミックス)

白星のギャロップ 1 (裏少年サンデーコミックス)

4.トラックバイアス
トラックバイアスという言葉を聞いたことがない人は多いと思いますが、要は芝状態のことです。例えば天気が雨だと芝が湿って走りにくくなり、時間がかかるようになります。サトノクラウンなんかはまさにそう言った環境で活躍する馬ですね。逆に、芝が軽いと全体的にレースラップが早くなります。今年の皐月賞馬のアルアインは9番人気ではありましたが、持ち時計(過去のレースタイムの速さ)が一番早かったし、その時は高速馬場だったのでトラックバイアス予想をすれば当たりますね。
他にも差しが決まらず前残りになる馬場、内枠ばかりくる馬場など日によって馬場は変化するので直前のレースから芝状態を読み切ることが大切です。
『ウイナーズサークルへようこそ』は競馬予想をテーマにした漫画ですが、トラックバイアスの話はなかったと思います。この漫画、意味不明な予想方法がいっぱい載ってて笑ってしまいます。ちなみにクソ漫画です。

競馬における予想とは
僕はここまで書いた4つの要素を元に馬券を買います。馬券にも種類があって、1位を当てる単勝、1.2位を順不同で当てる馬連、1,2,3位を全て当てる3連単etc…。
当然3連単はロマンあふれる馬券で、配当も高いですがこればっかり買うのは良くないですね。そもそも単勝控除率は80%なのに対して3連単は72.5%しかありません。損な馬券です。
競馬における馬券選択や買い方っていうのは自分の予想を表現するための道具です。この1頭は絶対くると思ったら単勝を買えばいいし、5頭の実力が拮抗してると思うなら3連単のBOX買いをしましょう。自分の考えが馬券で表現できて、レース展開を含めた予想が全部当たった日にはそれはそれは気持ちいいですよ。脳汁出まくりです。
もう一つ大事なことはどの馬が来るかを予想するだけじゃなく、どの馬がどれくらいの確率でくるかまで予想するかが大事だと思います。結局生き物が関わる世界で絶対はないし、途中で落馬や怪我があるかもしれない。そういったのを鑑みてオッズと照らし合わせながら買う馬券を決めていくといいのではないでしょうか。ジャパンカップを例にとれば、シュヴァルグラン単勝13.3倍は付きすぎですし、3連複13倍は付かなすぎです。
どうです競馬に興味湧いて来ましたか?興味が湧いた人はぜひ僕と一緒にクリスマスイブに有馬記念のLV行きましょう!!

【12/10】夜といえば......猫!!!

初めまして。漫トロ1回生の鳥と申します。
アドベントカレンダ―のテーマ『夜』。夜といえば......寒い! 寒いと言えばコタツ! コタツと言えばネコ! ですよね
こじつけ感満載ですが、今夜はネコ漫画をご紹介します♪
ネコさん、最近SNSでも見ない日はないですよね~ ネコ漫画も商業、非商業とたくさんあります。まさに、ネコ漫画戦国時代!! 作者たちも愛猫を抱え、日々苦心していることでしょう。

そんな中、一つ光る漫画が.....

くるねこ 5

くるねこ 5

これです。『くるねこ』です。
作者のくるさんが飼い猫たちと生活しつつ、捨てネコたちの里親探しに奔走します。くるさんはネコをよく拾う体質だそうで、悩んでもどうせ拾っちゃうんだから見つけたら即拾うようにしているそうです。いや~太っ腹ですね。
おすすめポイント(独断と偏見)は 
・ネコの表情
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可愛いネコが可愛いことをするだけの漫画じゃないんです!
著作権的にアレなので詳しくお見せできませんが、作者独自の視点から、この漫画のネコさんは個性的に描かれます。なので、ネコさんの小さな行動が面白く、読んでいて楽しいです。
そして、ネコさんという生き物相手。すべての出来事が優しいとは限りません。
たまにこんなシーンも 

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作者(くるさん)が現飼い猫ポ子と出会った経緯です

けれど作者さんは悲観することなく、たくましく?ちゃかしつつ?ネコさんたちと生活していきます。そのスタンスが私は好きですね。詳しくは、ぜひ漫画のほうを......ニッコリ
漫画以外にも作者(くるさん)は、YouTubeニコニコ動画でネコさんの動画を上げたり、「くるねこ大和」というブログで日々のネコさんとの事をつづったり、捨て猫の里親募集もしています。興味のある方はのそいてみてはいかが?

他に推したい漫画は

とりぱん(6) (ワイドKC モーニング)

とりぱん(6) (ワイドKC モーニング)

とりぱん』です!
北の国から作者さんが庭にくる様々な鳥に餌をやり、その際見えた光景を面白可笑しく、たまに詩的にした漫画です。
作者さんが食べる事大好きで、北の国グルメ?もありますよ♥ ワラビ採りの話が私は大好きです。

えっ? ネコ漫画じゃないって? 実はね、ネコも出てくるんですよ!この漫画!
鳥とネコと自然とグルメにほんとお得な漫画です、冬の夜長にお1ついかが?

この漫画で、小学生の頃私は初めてファンレターを書きました。そしたら、綺麗な絵ハガキをいただいて、むっちゃ嬉しかったです。自慢ですよん、ベイベー。

【12/9】寝る寝る寝るね ~僕は寝るのが好きなんじゃい!~

 皆さんこんばんは。アドベントカレンダー12月9日担当、「三度の飯より睡眠が好き」一回生のレニです。今回のアドベントカレンダーのテーマは「夜」ということで、夜には欠かせない「睡眠」をテーマに書きます。

 僕は寝るのが大好きです。寝るために起きているといっても過言ではありません。高校時代、学校生活で一番好きなのは二度寝の時間でした。高校寮で毎朝行われる7時20分の点呼を終えて、まだ自分のぬくもりが残っている布団にくるまると、そこはもう幸せの世界。ぎゅっと枕に抱き着けば、2時間目の数学の予習をしていないことなんて忘れてしまうくらいに胸いっぱいに充実感が広がるのです。二度寝が好きすぎて最も効率の良い二度寝は何かを研究しWordで6ページくらいの文章にまとめて高校の生物部に提出したことだってあります。
 今でも寝るのは大好きで、休日なんかは夜に寝付いてからそのまま翌日の午後まで寝ていることだってあります。オフトゥンの魔力には何人たりとも抗えない。睡眠マジヤバいです。気持ち良くて疲れも吹っ飛んで意識もトばせて幻覚まで見れるのに合法だなんてマジヤバい。枕を抱いて一夜を共にし気持ち良くなるなんて、実質これはセックスなのではないでしょうか。


 さて、人間の三大欲求は食欲・性欲・睡眠欲とは申しますが、飯漫画やエロ漫画は世の中に数あれど睡眠漫画というものが少ないのはこれいかに。こいつぁ睡眠大好き人間である僕にとっては非常に由々しき事態だ。てなわけで、貴重な「睡眠漫画」を2作品紹介したいと思います。
 まずはこれ。今年の漫画なのに僕以外誰もランキングに入れてなくて少し悲しいので、供養です。

 主人公は学校では完璧美少女を演じているが、家では別の顔を持っているという「干物妹!うまるちゃん」体質の女の子、西城ルネ。彼女は外の世界ではお嬢様のようにふるまい、皆の尊敬のまなざしを集めているのですが、家の中では「エボる」、すなわちコンプレックスである胸をevoluteするために成長ホルモンの分泌量を増やすべく、日々睡眠について研究・調査を行い、数々の快眠法を試行し追究を続けているのです。太陽光を浴びてセロトニンを出すために冬の寒空の下水着で草むしりをしたり、夜に強い光を浴びてメラトニンの分泌を阻害することが無いよう、スパイ映画ばりの帰宅術を見せたり、その努力は涙なしには見ていられません。
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闇に生きる者
 かつて睡眠について研究した身としては、科学的根拠に基づいて貪欲に、しかし理性的に快眠を求めるその姿には非常に共感を覚えますね。嘘です。快眠を求めるあまり知識に振り回されしまい、しかしそれでもなお快眠を求め続けるその姿勢が非常に健気。そして最後にこの寝顔。かわいい。
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くう

 そして「魔王城でおやすみ」。

 魔王城にとらわれてしまったスヤリス姫は、その圧倒的な環境の悪さから不眠に悩まされてしまい、それを改善すべく本能のままに睡眠を追究する、という話です。この漫画では姫が幼さゆえに無邪気に、あるいは残酷に快眠を求める姿が非常にかわいらしく描かれています。姫が快眠を求めて行動するたびに魔王城全体が振り回され大混乱に陥る、でも姫はそんなことお構いなしに、何も考えずに淡々と目的を達成していくのです。
 姫は自分の快眠のためならばどんな手でも使います。布団のシーツの質が悪いと言っては一反木綿のような妖怪「おばけふろしき」を斬殺してシーツを作り、朝の光が浴びられないと言っては伝説の光り輝く神剣を盗み出して陽光代わりにしたりと、ほーんとにやりたい放題。しかもやることがいちいちぶっ飛んでる。

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ジャキンとね
 その睡眠欲に抗わない姿勢と無邪気であるが故のナチュラサイコパス具合がなんとまあ本当にいとおしいことこの上ないのです。そして最後にこの寝顔。かわいい。
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すやあ


 以上、理性と本能、二つの立場から快眠を追究する漫画の紹介でした。それでは皆さん良い夢を。僕もこの浮世を離れ穢れなき幸せの世界へ行ってきます。おやすみなさい。

【12/8】人生確率論で突き詰められるくらい賢くなりたいですね

1353です。最近は話題に上がっているのを聞きませんが一時期(少なくとも今年の前期までは)漫トロピー内では人狼がプレイされていました。そこで人狼には昼夜の概念があるので人狼をテーマにして書いてみたいと思います。
そうは言いますが筆者はド下手です。人と話すことすら苦手なのにあまつさえ論理のすり替えとか出来ないのですよ。じゃあどうすれば勝てるのかってことで人狼を対戦ゲームというカテゴリーから俯瞰して考えてみると定石暗記が一番手っ取り早い話になるわけですね。特に筆者は経験則に照らして考える人間なので。
しかし人狼はコミュニケーションゲームであり心理戦の側面を持ちますから、ただセオリーに追従してれば勝てない、というのも事実です。いくら確率論的に正しいことをしていても相手に裏をかかれてしまえば終わりであるし、それをヤンキープレイと言って攻めるのは的外れなわけですね。また理論を説得できるか、ということも大切です。
人狼弱者なのに人狼の話を続けるのは相互不経済になってきました。ここでアドベントカレンダーとは自分語りをする場であるらしいので、自分の趣味の一つであるポケモンからこの問題について考えてみたいと思います。ポケモンはそもそもポケモン自体が多く、そのポケモンがどんな技や道具を持っているかわからないなど非常に情報の非対称性の強いゲームです。ある程度のプレイヤー間での共通認識によって選択肢は絞られこそするものの、必然的に試合の中で『択ゲ―』が生じます。しかし、この時のプレイヤーの選び方は確率論に必ずしも忠実ではない、n個の選択肢があっても必ずしもそれぞれの選択肢を選ぶ確率は同様に確からしくありません。具体例を挙げます。(諸々の要素はありますが簡略化して)HPが4割まで削られたボーマンダと「化けの皮」がのこったミミッキュの対峙でとる両者の行動を考えてみます。ボーマンダミミッキュに先制でき、「化けの皮」が残っているので「捨て身タックル」を2回当てればミミッキュを突破できます。しかしミミッキュ側は「じゃれつく」でボーマンダに5割のダメージを与えることができます。しかしこの技は10%で外すのでボーマンダは「羽休め」でHPの半分を回復することを続け、技の回避を狙えば勝つことができます。しかしミミッキュは「剣の舞」で1ターンを代償にダメージを二倍にできるので、「羽休め」を使ったターンにこの技を使えば勝利できますが、「剣の舞」のターンに「捨て身タックル」を使われると負けてしまいます。ここまでの状況を読み飛ばした人は、要はカイジのEカードみたいなものだと思っていただければいいです。ミミッキュ側は基本的に「じゃれつく」を選択することが安定です。ボーマンダ側が「羽休め」を選んでも次に同じ状況になりますし、「剣の舞」を読まれて「捨て身タックル」をされたら勝ちです。しかし「じゃれつく」を連打すればするほどはずれの可能性が増大し、負けにつながりやすくなります。ポケモンをしない人でも何すればいいかはわかると思うのでよかったら次の段落に移る前に自分だったらどうするかを考えてみてください。

筆者はこの状況に幾度と遭遇してきましたがその殆どでミミッキュは3~4ターン目までは「じゃれつく」を、その次のターンで「剣の舞」を選択していました。確率論的に言えば(0.9)^5≒0.60ですし、上で考慮していない要素も考えても「じゃれつく」を連打したほうが有利であるといえます。また、別のプレイヤーが捜査しているはずにもかかわらずミミッキュの行動に再現性が見られる、不特定多数のプレイヤーが選んだ行動が同じ結果に偏るというのも不思議な話です。延々とこのブログの読者には需要がないであろう話を続けた後話を人狼に戻すと、人狼を含め対人型ゲーム、殊心理要素の強いゲームはセオリーや定石についてただそのセオリーや定石の中身があるのでなく、その定石となる行動をとった場合の周囲の人間の反応もパターン化することができてそれも含めて定石であるのだろうと考えています。そういうこと考えながら生きていきたいですね。……というのはポケモンウルトラサンムーンが出てから全く勝てない自分への自戒です。サンムーンならレート1870あったのに。偉そうなこと書いといて普段の例会でもカタンや麻雀、糞雑魚なんだよなあ……。

漫トロピーは漫画を読むサークルなのでいい加減に漫画の話題をします。
汝は人狼なりや? http://puripeni.web.fc2.com/
今や商業誌のweb展開も当たり前の時代で、個人投稿の漫画もpixiv等集団投稿サイトへの投稿が主流になりましたが、web漫画黎明期から始まって今も続いている数少ない個人サイトでのweb漫画です。人狼弱者の自分にはさっぱりわからないぐらいには緻密に論理を立てながら人狼しています。

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それでも密室ゲームという題材自体の面白さや表情だけでキャラの感情を伝える表現力、web漫画特有の謎のノリ(緻密な論理を展開する傍らでのエロシーンとか)と、面白い作品です。(『HUNTER×HUNTER』を初め、情報の非対称性を扱った作品は面白いですね。)
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Web漫画は良くも悪くも編集の手がかかっていないというのが特徴だと思います。商業主義を意識する必要もないから読者に受ける展開(分かりやすさ、掲載誌の慣習、漫画上お決まりの展開…)など意識する必要もなく、のびのびと書きたいものを書くことができています。また画力に訴える必要がないため中身で勝負することもできます。だからweb漫画を下手に商業化すると失敗するというのが私見なんですよね……『ワンパンマン』は、あれはあれでいいと思うのですが、ONE先生の原作のほうが好きです。
 漫トロピー内でweb漫画が話題に上がっているところもあまり見ないので他にも紹介しておきます。
カオスちゃんねる web漫画読もうぜ http://chaos2ch.com/archives/1311549.html
この記事が上質にまとまってるのではないでしょうか。載っていないのでお勧めなのは『のび太人類補完計画』あたり?あとタイトル忘れた作品が二作ほどあります。
何か一作進めろと言われたら『世界は回るいつまでも』ですね。そういえば今年の漫画で『死因とあそぼ!』というのがありますが、オマージュでしょうか?お金がないので誰か買って検証してください。

【12/7】お姫様の眠りを覚ますのは、王子様の━━

初めまして、一回生の清盛と申します。今、漫トロ一回で最も留年に近いと言われている男です。僕自身は、文系だから何とかなるんじゃないか、と思っていたりしますが......

さて、今年のテーマは「夜」ですね。夜といえば、皆さんちゃんと夜に寝ていますか?僕は意味もなく、昼夜逆転生活を送っているため、朝に寝ております......夜眠る時間すら無い前記事担当者には申し訳ない。
ということで今回は、ちょっと眠り過ぎちゃってる人たちの漫画を紹介したいと思います。

眠れる惑星(1) (サンデーGXコミックス)
 

 

この漫画の主人公は、平凡なショタ男子高校生。何か重大な事件が起きることもなく、平和な日常を送っていました。そんなある日、彼以外の全人類が眠りについてしまうんですね。三日も経っても誰も起きない。その後も全く起きる気配が無い。人類はこのまま永遠の眠りについてしまうのか?

しかし女性だけは、目覚めさせる方法が存在したのです。定番のアレですね。

 

 

 

 


そう、セックスです。
主人公とセックスすることで、女性たちは眠りから覚めることができるのです。

全人類が眠りに落ちて以来、無人(?)の街で三日間過ごしていた主人公は、喫茶店で眠りに落ちていた美人ウェイトレスにムラッと来てしまい、彼女を睡姦します。

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事後、ウェイトレスが目を覚ましたことから、主人公は自分とのセックスが女性を眠りから覚ますと気付き、次々と女性を睡姦してハーレムを形成していく...

という訳ではなく、3人目に睡姦した女の子(メインヒロイン)とは「特別な関係」になり、彼女に対して操を立てるため、女性を睡姦するのはやめようとしたりします。

まあ、結局はハーレムになるんですが。

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その後、サスペンス・バトル要素が申し訳程度に入ったりしますが、結局はハーレムになります(多分)。最終巻持ってないから知らない。

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 花びらが舞う中で行われる「おひめさまえっち」

 

 

僕はこういう繊細な線・淡白な絵柄で描かれる女の子が大好きなんですよね。この絵でハーレムポルノを読むことができて嬉しかったのと、今年のテーマに絡められそうだったので紹介してみました。(ちなみに一般誌です)

最後は、「夜」の時間を潰すのにぴったりなスマホゲーを紹介しておきます。

 

どうぶつタワーバトル

どうぶつタワーバトル

  • Yuta Yabuzaki
  • ゲーム
  • 無料

 それでは皆さん、良い夜を。

 

 

【12/6】明けて欲しくない夜だってあるさ

どうもこんばんわ、そしてはじめまして。京大漫トロピー1回生のばいたるとです。好きな漫画はメシ漫画と音楽漫画とファンタジー漫画、そして女の子が可愛い漫画(重要)です。美味しそうなご飯を美味しそうに食べる姿、音楽を奏でる姿、それらを通じて描かれる登場人物たちのドラマが好きです。加えて、過去回想や「過去の因縁」とかも好きです。
自己紹介はさておき、12/6のアドベントカレンダーを書こうと思います。


ところで早々と1回生の投稿がスタートしたわけですが、現時点では新会長以下、誰が役職に就くのか決まっていません。きっと、根回しをはじめとする政治活動が水面下で「夜な夜な」行われていることでしょう(適当)。深夜に活動する漫トロ民は朝に弱いでしょうし。


それはさておき、今年のアドベントカレンダーのテーマは「夜」。なんとも抽象度が高いテーマですね。元ネタにのっとれば、テーマはクリスマスらしいものであるべきなのでしょうか。
単に「夜」といっても「聖夜」を連想する人もいれば「除夜の鐘」を連想する人もいるでしょう。いっそ来年は正月風テーマにでもしてしまえば吹っ切れるのでは。


しかし自分にはクリスマスも大晦日も正月も関係ない。自分の「夜」「徹夜」の夜です。最近は課題のために少なくとも週1日は徹夜するという荒んだ生活を送っています。実はこの投稿の下書きを書いている時点で実験のレポートは終わっていない。助けてくれ。 このブログを投稿している時点でもレポートは終わっていない。今夜は徹夜だ。しかも夜勤バイトと自動車教習所を同時に始めた。忙しくて禿げそう。
徹夜してまで課題しているというのは、なにも休日に遊んでいるからではありません。アニメも漫画も破棄して勉強しているというのにこの有り様。特に漫画を読めないのが辛い。古漫画およびビニールに包まれた新品漫画を部屋の隅に「積ん読」している。悲しい。


ことろで、「徹夜」といえばコミケの徹夜組(ダメですよ!)。
今年の冬コミも漫トロピーは3日目東ナ03-bにて会誌を販売します!最新号vol.19もあります!ぜひお立ち寄りください!(ダイマ)


さて、このまま徹夜漫画を紹介すると白黒さんとネタが被ってしまう。或いは単に漫画のリソースが存在しない。そんなわけで一捻りしなければ。
徹夜のお供といえば古くからコーヒーです。レッド〇ル?飲んだことないので分かりません。そんなわけでコーヒー漫画を。

この世界では、地軸がずれているために日本でコーヒーを生産することができます。なんという世界観。そこに存在するコーヒー専門の学校施設「私立カルディ学園」に入学した3人の可愛い(重要)女の子がコーヒーを学んでいくという漫画です。今後彼女たちがどのようなことを学び、どのように成長していくのか。彼女たちの過去や世界の歴史などと絡めて気になる所存です。
カフェでバリスタに淹れてもらったコーヒーを飲んでみたくなります。コーヒー好きの方々はぜひとも一読されてはいかがでしょうか。


ついでにもう1作。徹夜していると眠くなりますよね。

まどろみバーメイド 1 (芳文社コミックス)

まどろみバーメイド 1 (芳文社コミックス)

いつも寝ぼけている女性バーテンダー、すなわちバーメイドが悩みを抱える登場人物に屋台で酒を提供し、それを通じて読者に酒を紹介する漫画です。
BAR漫画とは酒漫画とは必ずしも同義にあらず、『酒のほそ道』のような漫画もあれば『BAR レモン・ハート』のような漫画もあります。この漫画は後者寄りの漫画で、ウンチクも多すぎることなく、綺麗な絵でカクテルをはじめとする酒をテンポよく紹介してくれます。酒が飲みたくなる(未成年)。
主人公以外にも麗しい(重要)オトナの女性の同僚が2人いて、3人の掛け合いや今後のストーリー、酒の紹介が楽しみです。
なお、この漫画は2017年全体ランキングにおいて26位にランクインしています。上回生に説教されてしまいました(猛省)。詳しくは会誌vol.19でステマ)。


ダメ押しのもう1作。夜って夢を見ますよね。最近見る暇ないけど。

来年のランキングに入りうる漫画です(漫トロ民へのステマ)。
幼少期に両親を惨殺され、双子の兄を誘拐された主人公・千里が、幼馴染や祖父母の心配を振り払って復讐を果たさんとしていく物語です。千里だけでなく幼馴染も過去にとらわれている節があり、彼らがいかにして過去と決別を果たすのかがこの漫画のテーマだと思います。
線が太く、感情や臨場感が伝わってくるのが凄く好きです。特に怒りの表現が上手い。
また、千里は双子の兄と感覚を共有してしまう体質であり、それが今後どのように生かされていくのか、続刊が期待されます。


レビュー下手糞やなあ……という気持ちでいっぱいです。数撃ちゃ当たる、って訳じゃないですけど。こんなので新入生を歓迎できるのか。
漫力とレビュー力、どうやってつければいいんですかね。とりあえず良い漫画をたくさん読んで、たくさんレビュー聞いて、たくさんレビューしていこうと思います。
じゃあ「良い漫画」って何でしょうね。自分は「没頭してしまう漫画」だと考えています。次の展開にハラハラドキドキし、登場人物の生死に一喜一憂し、スタンディングオベーションのシーンで思わず拍手をしたくなってしまう。そんな漫画に出会いたい。だから時間をくれ。徹夜なんかさせないでくれ。


稚拙で冗長な文章で自分語りして終わった感が否めませんが……これでいいのか?まあアドベントカレンダーは自分語りの場だってよく言われますしね。

それにしても本当に、誰が新会長になるんでしょうね。次の例会が気になって夜も眠れません。眠る暇もないけど。