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京大漫トロピーのブログです

【12/21】棚町薫編③

棚町薫編 第3章「ウラギリ」

醤油:アクユウ、トマドイときてウラギリですよ。
ミシ:あれ、ネガティヴな言葉しか並んでませんね。
(前回の続き。困惑する薫)
ミシ:お、お母さん。誰、その男。キッツイですねぇ。
醤油:お母さん、厚化粧してますね。真っ赤な口紅とか露骨すぎる女性器のメタファーですよ。
QP:キッツイなぁ。
醤油:サトリナの担当するキャラは大体潔癖なんですよね。恐怖心の裏返しから暴力に及んでしまうキャラクターが大半なんです。
ミシ:豆知識…ども…
醤油:it’a true wolrd.狂ってる?それ、誉め言葉ね。
ミシ:好きな音楽eminem。尊敬する人間アドルフ・ヒトラー(虐殺行為はNO)。
醤油:なんつってる間にOPっすよ(笑)。あ~あ、アニメレビューのツライとこね、これ。
QP:ちょっと茶番長すぎですよ。
(OP)
(翌日。学校を無断欠席した薫。教師の話によると、どうやら自宅にも帰っておらず、心配した純一は街へ飛び出し薫の姿を探す。ところが、見つかるのは薫との記憶の数々だった。)
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醤油:薫は既製品のお菓子が好きなんですよね。
ミシ:ん?
醤油:喫茶店で食べるケーキではなく、箱に詰められた、大量生産のお菓子が好きなんです。子どもっぽさが出てますよね。
(ビリヤード)
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醤油:すみません。下品なこと言ってもイイですか?
ミシ:どうぞ。
醤油:棒と玉。
QP:最悪だな、お前。
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(その頃、浜辺で一人たそがれる薫)
ミシ:お、犬ですよ。犬。「アマガミ」では全編を通じて犬が出てくるんですよね。
醤油:DOG=GOD。「アマガミ」における犬は、神の存在を示唆するんですよね。犬自体は純一を指すんですけどね。2章でもひざまずき、薫のへそをなめてたでしょう?
ミシ:薫のキズもなめますしね。
醤油:ただ一つ例外のルートがあって……。
天上の声:コラッ。その話は七咲編でする予定なんですから、暫くおあずけです。
ミ・醤:くぅ~ん。
QP:え、今の声誰ですか?
バイト先で薫の姿を発見する純一。薫に説教をする)
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(純一「お前、昨日からどこ行ってたんだ? しかも学校サボってバイト先には来てるって、どーゆーことだよ!?」)
醤油:ああ、父親ですね。
ミシ:安心感ありますね、本ルートの橘さんには。
QP:さすがやね。
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(母親に再婚を告げられ、これまで親子二人三脚で一生懸命頑張ってきたのに裏ぎられたと嘆く薫)
醤油:ここで純一にもたれ掛かるんですね。
QP:もう母親には縋れませんからね。
(新たな父親など、己には不要だと涙する薫)
ミシ:もう目の前に存在してますからね。
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(慰めようとしたところ、純一はなぜか背負投げされる)
QP:うおっ、吃驚した。
醤油:涙、見せたくねーんだってさ。
(去ろうとする薫。ひき留める純一。純一「泣きたかったら泣けばええやん」)
(薫「そんなの駄目。わたしは強くならなくては」)
(純一「泣くことは弱さでなく、自分よりお母さんやお父さんとの思出を大事にするから、涙が溢れてくるんだ」)
(薫「どうしてわたしのキモチ、そんなにわかるの?」)
醤油:それは腐れ縁だからかな。
ミシ:この期に及んで不正解する純一さんです。
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(純一が隣で見守ってくれることを懇願する薫。純一は、そんな薫に母に連絡してくるよう諭し、和解させる)
醤油:連絡手段、電話ボックスですよ。
QP:90’sですねぇ。
ミシ:携帯電話が全てを台無しにしましたよね。
QP:人間関係が全てLINEやらに置き換わってますからね。
(別れ際、薫の好きそうなお菓子(冬季限定スーパーパウダーチョコ)を譲渡。常に隣で応援してると決め台詞を言ってのける)
QP:これ父か男かの判定、難しくありませんか?
醤油:これは父側の純一でしょう。揺れ始めた薫に対して、純一君は未だ無自覚です。
ミシ:お菓子を贈答する行為も、薫を娘として扱ってる証左ですね。美也相手に培った、兄メソッドを援用してるんでしょう。
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(風呂で煩悶とする純一。薫への恋心を自覚し始める)
醤油:一連の出来事を反芻してようやくって感じでしょうね。
ミシ:覚えてますか? 2話冒頭。薫も同様の行為に及んでましたよね。
QP:純一側が一足遅れでありながらも、2人して同じ手続きを踏んでるんですね。2羽の鳥ですね。
(翌日。学校。快活に戻った薫を発見して、純一は安堵を覚える。薫「ぐっもー」)
醤油:ぐっもー。
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(事の顛末を聞かされる純一。薫「てんきゅ」)
醤油:むふふ。
QP:さっきからキモチワルイですよ、醤油君。
醤油:イヤね、これ薫の親父さんの形見の言葉だと考えてしまったら笑ってしまって。
ミシ:お父さん、これ。頼まれたやつ見つけて来たよ。
醤油:おお、薫。てんきゅ、てんきゅ!
QP:むふふ。
ミシ:父の記憶を忘れぬために、あえて酔狂な言葉を採用してる可能性は確かに有りますね。
QP:お父さん、ぐっもー!
醤油:おお、薫。ぐっも、ぐっもー!
ミシ:むふふ。
(ED)