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mantrog

京大漫トロピーのブログです

【12/6】ぶわわ。頭がァッ!

 どうも、ご無沙汰してます。ミシェルです。
 
 アドベントカレンダー6日目。先行した3名の会員による、(内向きに)めちゃシコな記事のため、ますます糞企画の嫌疑が深まった本企画。二つ返事で引き受けた担当者としては、なにやら重大な犯罪に荷担する気分で、おっかなびっくり筆を走らせてます。クリスマスに読むべき漫画だのに、2日目にオバハンSOUL!が名乗りを上げてしまう構造。漫トロピーの冬、ちょっと厳しすぎやしませんか。

ミシェル、クリスマスの記憶

 ただ漫画を紹介するのも芸に欠けるため、(野獣?)先輩方が、白濁汁じるじるなクリスマス観を披露なさったのにならって、僕も、つまらん身の上話を一つ。自分を売る。
 
 クリスマスに関する、一際あざやかな記憶と言えば、子どもの頃、オレゴンの片田舎で送った5度のクリスマスでしょうか。ちょうど、寒さで、ハラパンの痛みが染みるようになると、冬の陰鬱さに反目するように町中がライトアップするのが慣例なんですが、僕の家は、さほど裕福な家庭ではなかったから、隣家が豪華なイルミネーションで煌びやかに飾り立てる中、一軒だけ暗く、メインストリートに面した窓際に申し訳程度、小さなツリーを飾るんです。豆電球のような。まぁ、ポアな情景で、案の定、対面に暮らすアーサー君から性的なイタズラを受けました。毎年。愛情に起因するアレだったのかも。ところが、僕はと言うと、その無価値なツリーが象徴する、慎ましやかなクリスマスが好きだった。家族4人で、七面鳥・ケーキ・日本食なんかを囲んで、言葉を交わして、笑って、サンタクロースのコスプレした父から、ささやかだけど、プレゼントを貰って、一日の最後には、まくらもとでエルマーの冒険を読み聞かせる母の声を子守唄に、弟と一緒の布団で寝る。家のそとが煌びやかな分だけ、家のなかにある音が澄んで、大事なひとたちの声がよく聞こえる気がした。あの頃の僕にとって、クリスマスとは、一年で最もあたたかく、幸福な一日だったように思う。

きみのカケラ?

きみのカケラ 全9巻 完結セット (少年サンデーコミックス)

きみのカケラ 全9巻 完結セット (少年サンデーコミックス)

 
 んで、まぁ、その、なんだ。こうしたクリスマス観をもった漫画読みがたどりつくのが、高橋しん『きみのカケラ』なんですよ。家族でも、恋人でも、トモダチでも、自分の大事なひとと愛を語らった後、みんなが寝静まった頃に、コッソリ読みたくなる。13歳の泣き虫王女イコロと、戦うたび記憶を失くす少年シロが、雪に埋まった国で、太陽を探す冒険譚。ノスタルジックな世界観もさることながら、キャラたちが発露する感情が、自分が子どもの頃、なりふり構わず発露してたものとダブって、色々と刺激します。よーじょの裸体も頻出しますし、この作品が、皆様のサンタクロースになる図しか浮かびません。やっべー、また神レビューしてしまった。サンキューミッヤ。愛してる。

追記
 この企画、会員同士が紹介する漫画を事前に示し合せず、完全に各自の裁量に一任するといった仕様上、不幸にも、1日目のzekiと漫画家が重複してしまったのですが、チョイスがアレだったため、なかったことにしました。zekiは神ですが、ときどき理解に苦しみます。今年のクリスマスは、宮ちゃんを七面鳥とシャンパンで餌づけする予定です。

(ミシェル)