mantrog

京大漫トロピーのブログです

【C97】コミックマーケット3日目 参加のお知らせ

今回のコミケも、京大漫トロピーは参加します!
明日です!!

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【日時】2019年12月30日 (3日目)
【場所】南ム41a
【頒布物】23号(新刊) 60部ほど バックナンバー(22,21,20,19号) 

新刊は京大11月祭で発売された、メンバーで2019年一年の最強の漫画を決めるランキング号です。

ランキングはこちら
http://mantropy.net/ranking/2019%E5%B9%B4%E6%BC%AB%E3%83%88%E3%83%AD%E5%80%8B%E4%BA%BA%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0

お待ちしております!!

【12/26】料理って見るのも楽しいよね

 延長戦や。
 今年のアドベントカレンダーは料理の話多かったっすね。
mantropy.hatenablog.com
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 やっぱりパーティに料理はつきものだからね。
 料理するyoutuberとかも人気らしいし、料理ってのは食べたり作ったりだけじゃなくて、その工程を見るのも楽しい。
 雑然と並んだ食材が次第に一皿へとまとまっていく様子を見ていると、なんか心が落ち着く。

 で、今年の漫トロランキングで総合10位に入った『ルーツレポ』の作者、ルーツはもともと動画投稿者で、ニコニコ動画に色々とゲーム実況を上げてたのよ。

 そのなかでも後期の動画に『しゃべる!DSお料理ナビ』の実況動画があるのね。実況って言うか、ゲームの指示に従って実際に料理する動画なんだけど。
www.nicovideo.jp

 雑な包丁さばき、足りない食材、微妙な完成度、そして曖昧ながら共感を誘う感想。たまらねぇ~。
 9年前に最終回を迎えたんだけど、最近、youtuberとなって復活してたんだよ。
www.youtube.com

 「ちゃおです。今日はね~」と9年のブランクを感じさせない導入、辻先生の音声もあの頃と変わらないままだ。落ち着く~。
 でもルーツの左手薬指にね、結婚指輪がはめられてるのよ。よく見ると調理の手際が良くなってたり、「子どもがニンジン好きなんだよね」とか言ってたり、ところどころに時の流れを感じさせられて、なんだか感慨深くなっちゃった。みんな大人になっていくんだな。『アフロ田中』が結婚、出産を迎えたのを見たときと同じような気持ちになった。

結婚アフロ田中(1) (ビッグコミックス)

結婚アフロ田中(1) (ビッグコミックス)

 頭の中で「ひろしの回想」が流れる。そういえば最近のオタク文化ってマジで「オトナ帝国」感あるよね。老害が感傷に浸ってさ、昔の2chは、ニコニコは云々と懐古してて、今のガキはどう思ってんだろうな。漫画やアニメがくだらないって言われたから、大人に反発するようにオタクになった節が俺にはあるんだけど、今やちょっとハイカルチャー気味に扱われてるでしょ。今の避難所はどこなんだろうな。ゲームもeスポーツ化されてるし、全部が全部目的ありきになりそうで怖いわね。駄文失礼。醤油でした。

【12/25】漫トロピーというサークルがどう成り立っているのか考えてみる

 新会長のちろきしんです。漫トロ入って1年目ですが、現時点で学部2回生になります。

 この前、文ピカ*1で、『よいこの黙示録』という漫画を読みました。
 小学生たちが宗教を作り出していく漫画なのですが、宗教をどのように立ち上げ、どうやって信者を獲得していくかという経緯がリアルで、エンタメとしても面白い、名作漫画でしたね。宗教の仕組みを解説したちくま新書の『完全教祖マニュアル』をエンタメ化したようなイメージです。

よいこの黙示録(1) (イブニングコミックス)

よいこの黙示録(1) (イブニングコミックス)

完全教祖マニュアル (ちくま新書)

完全教祖マニュアル (ちくま新書)


 僕はこれから漫トロの運営に本格的に携わっていく立場になりますが、『よいこの黙示録』や『完全教祖マニュアル』で書かれたような宗教活動の実践はサークル運営の大きなヒントになると考えています。組織運営について解説した本は山ほどありますが、その大半は企業などの営利組織について書かれたものになってしまうんです。営利組織は利益を出すことを第一の目的として動いているという点で、人間関係の構築が目的のサークルとは大きく違う存在です。給料なんていらないから働かせてください、なんて言う人はいないでしょう。企業内の人間関係はあくまで利益を得るための手段という色彩が濃いのです。それに対して、宗教組織は、営利組織以上に人間関係の構築そのものが大きな目的になる組織です。宗教に入る目的は、やはり生きづらさの解消という面が大きいと思います。救済と言い換えた方がいいかもしれませんね。ただ、宗教組織内の人間関係は、救済に至るための手段に留まりません。宗教内の人間関係で居場所が得られれば、生きづらさの解消に直接繋がるという点では、宗教を通じた人間関係の構築も目的の一つといえるでしょう。たとえば、創価学会は、農村から移住した都市労働者を基盤に発展してきた歴史があるのですが、田舎から出てきて地域共同体から切り離され孤立した彼らに居場所を与えることで信仰を集めていたという側面があります。宗教活動は、「居場所」といわれるものと深く関わっているのです。

 「居場所」とは、「ここにいてもいいんだ」と思えるような場所のことです。自分に合った価値基準が通用している場所と言い換えることもできるでしょう。価値基準は社会的に構成されるものですから、今の価値基準で幸せになれないときは、別の基準が通用する集団に入っていくのが一番でしょう。そうした社会・コミュニティを作るという機能は宗教の非常に大事な側面です。

 別の価値基準が通用する場所という点では大学のサークルも宗教と同じです。

 漫トロの場合、漫画の知識量・レビューする能力*2が重要な価値基準になっています。実際、漫画の知識やレビュー力があると、いろいろと頼られたり、議論好きな会員の会話において不自由しなくなるでしょう。また、社会的に留年は忌避されがちですが、漫トロでは留年の会員が非常に多くいるために、留年したからといって自らの価値が変わることはありません。僕自身も漫トロに入る前と比べて、留年に対して抵抗感がなくなっているように感じます。留年は一例ですが、このような漫画と関係ないところにも、そのサークル特有の価値基準は存在しているのです。

 そうした居場所を作るのは簡単ではありません。まずは、ある程度の数人を集める必要があります。集まってきた人同士を繋ぎとめ、結束を強める仕組みも必要でしょう。居場所作りには、人集めから結束の強化に至るまで円滑に進めるための高度なシステムが必要なのです。先ほど名前を出した『完全教祖マニュアル』では、布教を成功させ、信者の信仰を強化するために宗教がどのような仕組みを持っているかについて解説しています。

 その中でサークルの運営に関わる部分は、4つの要素にまとめることができます。

 ⑴ 勧誘の際はターゲットを絞る。
 ⑵ 集団の構成員で集まる場を設ける。
 ⑶ 集団の内側と外側に温度差を作り、外の世界と差別化する。
 ⑷ 義務を与える。

 これらの事項は宗教だけではなく、すべてのサークルにとって重要なテクニックです。宗教の事例を参考にしながら、漫トロではどのようにして、こうしたテクニックが実践されているか、少し考えてみます。


 ⑴ 勧誘の際はターゲットを絞る。

 多くの宗教では布教を始める際、まず最初に社会的弱者や貧困層に狙いを定めます。宣伝・勧誘をするとき、メッセージが届く人の数とどのくらい心の奥深くに届いたかはトレードオフの関係にあるからです。
さて、漫トロではどのような宣伝手法がとられているのでしょうか。漫トロのビラには、普通のサークルの物とは異質な、異常さを感じさせるものが多いです。人によってはビラを見て「ヤバいサークルだ。入らないでおこう」と思うようなデザインです。つまり、そう思うような人たちの集合を排除しているのですね。宣伝対象を制限していると言い換えても同じです。逆に言えば、あのビラを見ても入ろうと思えるような人こそ漫トロに来て欲しい人材ですし、おそらくそういった人を強く引きつけるものがあるのでしょう。

 ⑵ 集団の構成員で集まる場を設ける

 信者間のネットワークを作るための定期的な集会は宗教でもありますが、注目すべきは、集会の場所になるキリスト教の教会、イスラム教のモスクなどの宗教建築がどれも普通の建物とは違う建築様式であることです。日常から飛躍している感じを出すことで、特別な体験という感慨と集会参加者の結束の強化を生み出しています。
金曜5限後、漫トロ会員が集まる文ピカは、漫トロのホームページを見れば分かるとおり、学生運動の自由な雰囲気を残したような内装になっています。なんせ黒板の真上にデカい赤文字で“自 主 管 理 貫 徹”ですからね。この部屋の雰囲気が漫トロの自由な雰囲気や会員の帰属意識の強化に深く関係していると僕は見ています。心配なのは、近い将来文学部東館が取り壊され、この文ピカがなくなってしまうんじゃないかと言われていることです。文ピカが無くなったら漫トロは衰退してしまうような気がして、不安で仕方がありません。

 ⑶集団の内側と外側に温度差を作り、外の世界と差別化する

 外部との差別化は、集団の結束力を高めるのに重要なポイントです。宗教組織では、断食や独自の暦・記念日など、内部でしか通じないルール・慣習を作って差別化を図っています。
漫トロでは、このアドベントカレンダーや忘年会での漫画交換会、夏の合宿などが当てはまるでしょう。会誌作りにも差別化の効果はあると思います。外部からの視点で言えば、ビラもそうですね。


 ⑷ 義務を与える。

 念仏や断食などの宗教上の義務は信者の信仰を強めるために与えられています。宗教の信者は、神の救済を信じることで救われようとしていますが、何もしないで、救済を信じることはなかなか難しいことです。そこで何か義務があると、救済に至るための目標が明確になり、信者を信仰・救済へ導くことができます。
漫トロでこの義務に当たるのが、会誌作りです。サークルは居場所を得るための場所ですが、もし、サークルの成員になるための義務がなければ、簡単にはサークルの一員としてのアイデンティティを身につけることができません。帰属意識は居場所が得られるとはどういうことかを考える上で非常に大事なポイントです。また、会誌作りには、共同で同じ課題に向き合うことによって会員の親密度を上げる効果があります。漫トロの会誌の場合は、秋会誌で今年出た漫画の中からランキングを作るのですが、ある年出た漫画の中で名作と言われるような作品は限られますから、必然的に会員は同じ漫画を読む機会が増えます。共通認識を強引に作ることで、仲を深めやすくなっているのです。この過程を何年も繰り返すと誰であろうと漫トロに馴染んだ人間になってくるわけです。本当によく出来たサークルだと感心してしまいます。




 さて、ここまで、居場所作りの場としての宗教の事例と並列して漫トロの仕組みを明らかにしていきましたが、大学のサークルには宗教と決定的に違う部分があります。
毎年古い順に会員が卒業していくのです。
こうした団体では、新入生をどのように教育しサークルの運営や慣習を引き継がせていくのかが大問題になります。漫トロはこの課題をどのように対処しようとしているのか、考えてみたいと思います。

 漫トロの活動の根幹は11月発行の秋会誌と3月発行の春会誌です。4月、5月に入トロした新入生には、6月という早い段階から秋会誌に備え、今年出た漫画の中から5作選んでくる*3という課題(プレラン)が課せられます。このために新入生は、本屋で新刊を買ってきたり、漫画喫茶に行ってきたりしなければならず、その過程で“漫画読み”としての行動を習得していくのです。ここで漫画への意識を高めた新入生は、先輩たちに教わりながら、秋会誌が完成する頃には、一人前の漫トロ会員に成長しています。

 秋会誌の発行が終わると新入生の代はいよいよ会の運営を任されます。新生漫トロピーの初仕事は春会誌の制作です。新入生は自分たちが中心になって制作を行う中で、より大変な秋会誌制作のためのノウハウを覚えていきます。漫トロが年2回会誌を作るのは、新入生の教育のためなんですね。漫トロには、将来にわたって常に高い会誌のクオリティを保つための教育システムが整えられているのです。生み出すもののクオリティが高ければ、作るのが大変な分、会員の結束力は強くなるというカラクリです。

 しかし、漫トロの本当のすごさは会誌のクオリティの高さではありません。そのクオリティの高さと自由とが両立しているところがすごいのです。普段の例会では、連絡・決定事項の話が終わると、漫画を読む人もいる一方、ボドゲをやったり、みんな思い思いの行動を取っています。漫画のレビューをする時間が設けられているものの、毎回誰かがやらなければいけないという決まりもありません。あくまで、自主的な行動に委ねられているのです。もちろん、誰かがレビューしなきゃという義務感でする人はいると思いますが、そこには他者からの強制はありません。それでいて、かなりの頻度でレビューをする人がいるのがすごい。漫トロに長くいると会員としての意識が自然と身についていくのでしょう。

 もちろん、会員に義務が課せられるときもあります。プレランと秋会誌・春会誌の制作、アドベントカレンダーです。ここで重要なのは、誰が何をやるかが明確で、それぞれ期限が定められていることです。たとえば、会員が立候補制によって義務を果たすシステムがあったとします。そこでは、すすんで立候補して義務を果たした人と後になってからイヤイヤ義務を果たした人との間で心理的に格差が生まれてしまいます。人は平等さを常に求める生き物ですから、結束力は弱まってしまいますよね。一方、期限が不確定の義務があった場合を考えてみます。例としては、毎週特定の漫画雑誌を読まなければいけない、という規則が挙げられます。義務は終わりが見えるからこそ、やってやろうという気分になることができます。いつ終わるかわからないという思い込みはそれだけで、人のやる気を削いでしまうのです。終わりの見えない義務は必ず心理的な反発を招きます。一週間に一度雑誌を読むなんて簡単な規則ですが、毎週やると思うと気が重くなり、義務を内面化しすぎて、やがて漫画を楽しく読めなくなってしまう人も出るはずです。漫トロで課せられる義務は常に明確で有限です。サークルでの義務の問題を考えるときに明確性・有限性は重要なキーワードなのだと思います。

 漫トロに入って8ヶ月。僕もすっかり漫トロに染まってしまったのを感じています。最近はよくコンビニで立ち読みするようになりましたし、漫画喫茶に行きたい衝動は常に襲ってきます。やはり、人を変えるだけのシステムがこのサークルに備わっているからなんでしょう。そういえば、漫トロ会長としての所信表明をしていませんでした。僕の目標は、しっかり会長としての職務を遂行すること、きちんとした引き継ぎ文書を残すことです。まず、春会誌をしっかりとこなすのも大事ですが、新歓で漫画読みとして優秀な新入生が入ってきやすいような環境整備をしたいですね。自分が漫画読みとして力がないだけに、優秀な新入生が絶対に必要なのだという確信があります。

 ああそうでした。「パーティー」に絡めて文章を書かないといけないんでしたね。ですがよく考えると、英語の"party"には、単に「人の集団」という意味もあります。漫トロピーという集団について考えたこの文こそが、このアドベントカレンダーのトリにふさわしいのではないでしょうか。

 (文:ちろきしん)

*1:京大文学部学生控え室。漫トロ他複数の団体が、活動場所として利用している。

*2:他に締め切りを守る能力などがある

*3:2年目以降は10作。プレランは新入生の教育だけでなく会員同士でどんな漫画がいいのか情報を交換するという役割も大きい。

【12/24】サタンタンゴ観ようぜ。

 どうせ皆さん夜は忙しいでしょうから、日中に読めるように早めに更新しておきますね。5回生ともなると、こういった心にくい気配りができるようになる。老害の醤油でございます。

 今年のアドベントカレンダーのテーマは「パーティ」とのこと。賑やかな行事とは縁遠い学生生活を送ってきた自分だけど、大学構内に一つだけ「パーティ」気分に浸れる場所があった。「カンフォーラ」という食堂である。大学の正門近くに構えた学生食堂で、店名の由来でもある大きなクスノキを眺めながら食事ができる。そこで提供される山盛りの「パーティパスタ」。およそ3人前で1080円。味はまあ、ふつう。「コスパ最強~」と盛り上がりながら複数人で取り分けるもよし、溺れているかのように咽せ返りながら一人で胃袋に詰め込むもよし。これさえあれば毎日がパーティ。虚無感に苛まれる繊細な学生の心を癒す、宴のひととき。食べた後に「別にコスパよくないよな」とか「学外行けばもっと美味いもん食えたよな」とか、あれこれ後悔するのも、それはそれで宴の後って感じでイイ。

 そんなパーティパスタが、メニュー改定で消失しました。なんでや。よりによってパーティパスタを消したの、この中の中で? はあ~(クソデカため息)。しょうがないから、+100円で大盛に変更… え、それもできなくなったの? じゃあ何が残ってるのよ。総長カレー? 学生の数少ない喜び奪っといて、意味分からん権威づけされたカレー食えっていうのか? そういえば窓から見た景色まで変わっているじゃないか。クスノキ前に出没していた巨大看板はどこにいった? というか構内の立て看板が軒並み消失している。あれもメニュー改定の影響ですか? 殺風景な広場の奥で男根のように屹立する時計台を眺めながら総長様監修のありがたいカレーを食べる場所、それがいまのカンフォーラや。宴は終わったんだな。

 自堕落で不毛な5年間を自分が送ってことには、それほど驚きはない。もう少しまともな学生生活を送れることを入学当時に期待していたことは否めないけど、高校までの経験から見れば、まあこんなもんだろうという感じがしなくもない。ただ、大学のほうがここまで変わるとは思わなかった。パーティパスタが消え、タテカンが消え、入試当日にはオルガ像が撤去された。「自主管理貫徹」という真っ赤なゲバ文字が踊り、学生運動の残り香がプンプンする我らが文ピカ*1もそのうち消えちゃうかもしれない。その一方で、オフィシャルには「おもろい」とか「変人」とか看板掲げられてる。怖いよな。

 まあ俺も特に行動起こしてないんだけどね。それどころか、就活では京大ブランドを結構な足場として使っちゃった節すらある。俺も悪人だよ。「変人」みたいなイメージは、大学当局が看板にするぐらいだから、まだまだ対外的には健在な感じがする。『太陽の塔』が昨年漫画化されたのも、そういうことなんだろう。で、森見登美彦ってさ、今の京大に何か言わないもんかね。従来の京大のイメージに散々乗っかって名を上げた作家なのに、見た限りではタテカン撤去とかについて全然言及してないんだよ。外部から揶揄してくれれば、現状の認知も広がるかもと思うんだけどな。

 うだうだ言ったけど、さっさと卒業させてくれってのが本音。卒論もメチャクチャだけど何とか書き上げたしさ、もういいだろ、なぁ。こういう情けない態度が学生の立場を弱くさせるんだろうな…… 今日の記事、本当は『みなみけ』の話がしたかったんだ。論文作業してるとき、ずっとアニメ版を垂れ流してたから。南家三姉妹が心の支えだったから。

みなみけ(19) (ヤンマガKCスペシャル)

みなみけ(19) (ヤンマガKCスペシャル)

 三姉妹って色々なところに登場するよね。『よつばと』とか『三月のライオン』とか、シェイクスピアの『リア王』にも出てくる。フロイトは『小箱選びのモティーフ』で、『リア王』の三姉妹と『ヴェニスの商人』に出てくる三つの小箱を絡めて、生む女、性的対象としての女、破壊者としての女という三つの女性像を提示している。このイメージは、ちょうど三つの季節に対応する。すなわち生命が芽吹く春、活力に溢れ求愛が繰り返される夏、落葉など死を連想させる秋。母性溢れる春香、藤岡に片思いされる夏奈、死んだ目でぬいぐるみを振り回す千秋…… なんてこった、ぴったり一致しているじゃないか(発狂)。なるほどぉ、だから南さんちには冬を司る末っ子が登場せずに、よその子としてボーイッシュな冬馬が補完するように登場するんだなぁ。完全に理解してしまった。そういえばノースロップ・フライは物語の四季について、春夏秋冬はそれぞれ喜劇、ロマンス、悲劇、アイロニーに対応すると言っていた。春香の先輩である保坂の滑稽な様子はまさに喜劇における道化だし、夏奈の学校での恋愛模様はロマンスと言えなくもない。千秋の悲劇的側面はまぁ……ちょっと思いつかないけど。でも、これは『みなみけ』そのものがコメディだからね*2、しょうがないね。 いやぁしかし、『手品先輩』は審神者だし、ヤンマガは示唆に富んだ雑誌だなぁ。新年一発目に掲載される『喧嘩稼業』も楽しみだぜ~。

 あと年末に『サタンタンゴ』って7時間もある映画を観る予定で、その苦行も楽しみやね。ルーツレポに触発されたのよ。記事貼っとくから是非読んでくれ。ディレクターズカット版まで読んでくれ。
nlab.itmedia.co.jp

 よいクリスマスを~。

*1:文学部学生控室。漫トロピーの活動拠点。

*2:ベルクソンは、笑いの目的はまず矯正であり、喜劇は人間の性格を抽象化、一般化することで矯正しうる欠陥を浮き彫りにして笑いを誘うって言ってた。『みなみけ』アニメ2期が不評なのは、オリキャラの冬木が一般化とは真逆の自己投影という役割を負っていたためってのが強い印象。

【12/23】クリスマスにM-1を観ながら七面鳥を食べた普通の話


Toshl チキンライス(浜田雅功さんカバー)


5回生kurabo(仮)です。僕に残されたアイデンティティが料理くらいしかないので性懲りもなく料理の話をします。これはいったい何のブログなんだ…。
漫トロの忘年会がM-1の当日に行われた為、翌日に僕の家でM-1を観る会をしました。ついでに僕はターキーを食べたことがなかったので買ってみました。この記事は平均的な大学生が住むとても手狭なキッチンで、オーブンレンジさえない部屋でのターキーの調理記録です。

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ライフ川端東一条通店(京大最寄のスーパー)で普通に売ってました。3680円。

まず、解凍からです。電子レンジの解凍モードで15分くらい加熱しました。



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まあまあ大きい。4人で食べきれるのか。
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オーブンがないので丸焼きではなく部位ごとに切り分けて焼きます。
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外れそうなところをフィーリングでバラしていきます。

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ももと手羽

フライパンに乗せて焼きます。ソースは100%オレンジジュースを煮詰めて醤油とバター、白ワインを入れて作ります。分量は適当。
さて、味は
Guillome「美味しかっターキー。」
みかんばこ「ケンタッキーの8掛けくらいの美味しさ。」
コト。「私に肉の味はよくわかんない。」

そんなにおいしくなかったですね。
肉の量が多くて雑な調理になりました。たくさん調理するときはオーブンだ。

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次は胸肉とささみ(多分)です。
こちらは大した量じゃなかったのでちゃんと調理します。まず、塩を振って
中弱火のフライパンに多めの油*1をひいて、皮を下にしてフライパンを傾けて油をスプーンですくい、肉にかけ続けます。十数分。f:id:mantropy:20191223211107j:plain
みかんばこ「美味しい」
コト。「うん。」
こっちは多少美味しかったです。半ば揚げられる皮はパリパリし、油をかける調理法でゆっくり加熱することでタンパク質が固く変成することを防げます。これで胸肉もやわらか。(アロゼ*2といいます。)

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食べきれませんでした。

のこりの部分です。部位の名前が分からない。半分以上鶏ガラに当たる部分だと思います。



結論:七面鳥は大したごちそうでもない。
買うもんじゃないですよ。ターキーより鶏のほうが美味しいんじゃないですかね。というかそもそも鶏との味の違いをあまり感じませんでした。独特の臭みは少しあるかな。冒頭の画像にあるようにターキーの横には700円で丸鶏が売られていました。もちろん解凍の方法が雑すぎるとか、調理法が不適切だというのは否めないですが特別な味ではなかったですね。

コト。「付け合わせのエリンギが美味しかった。」

というわけであまり美味しくないパーティーになってしまいましたが、それでも盛り上がるくらい今年のM-1は面白かったです。全組笑えた。楽しかったー。

最後に好評だったオレンジソースのつくり方を

100%オレンジジュース:目的の量の2,3倍
醤油:少し(欲しい塩分量で調節)
バター:適量
白ワイン:適量(なくても可?、他のお酒で代用可)
これらを煮詰めるだけです。初めに砂糖と水を煮てカラメル状を作ってとろみをつける方法もあります。



(追記)
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余った部位を1時間茹でて麺、醤油などを入れたらおいしい普通のラーメンになりました。

*1:鶏よりも多く油を引いた気がします。脂の少ない肉に吸われるかのようでした。

*2:フランス語で”水をかける”

【12/22】メシ漫画に出てくる料理を実際に作って食べるやつ。『この社会主義グルメがすごい‼』編

こんにちは白黒です。
日頃から飯マンガが好きを名乗っているので、一回ぐらいやっときたかったことをやります。

タイトルの通り、飯マンガに出てくる料理を作って食べるパーティーを開催します。参加者は僕一人です。

今回扱う漫画は『この社会主義グルメがすごい‼』

この社会主義グルメがすごい!! (電撃コミックスEX)

この社会主義グルメがすごい!! (電撃コミックスEX)

ソ連東ドイツなどの社会主義圏の国のグルメを取り扱った漫画で、「死んだおばあちゃん」「神々の食物」といったマジで一度も聞いたことのないような料理が登場するのが目新しく興味深いです。ちなみに僕の今年のランキング2位の作品。



作る料理は食材の調達のしやすさ、美味しそうかどうかを基準にソリャンカに決定しました。

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だそうです


材料はこちら。



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マーガリン   少量    
月桂樹の葉   1枚              
ピクルス    10センチ
トマトピューレ 大さじ1
ソーセージ   3本
ピクルスの漬け汁 適量
トマト     中1個
玉ねぎ     2分の1個
ザワークラフト 適量
コンソメ(ブイヨン) 大さじ1
サワークリーム 適量
レモン     スライス1枚
べーコン    スライス2、3枚

僕はふだん全然料理をしないので、全部1から買いそろえました。総額は3000円弱。

僕は小さい頃マクドハンバーガーをピクルス抜きで頼んでいたし、今もピクルスはあまり食べない。ザワークラフトに至っては食べたことすら無い。
どんな味の料理が出来上がるかワクワクしてきました。

作り方は簡単。マーガリンで刻んだ玉ねぎ、ソーセージ、ベーコンを炒めて火が通ったらトマトを投入

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ここでピクルスとザワークラフトを加えるのですが、
この2つの瓶の蓋が死ぬほど固いという問題が発生したので調理を一時中断しました。

20分ほど格闘して何とか両方の瓶の蓋を開けることに成功しました。開いた時の衝撃で、下半身がザワークラフトの汁まみれになるアクシデントもありましたが調理に戻ります。

水とピクルスの漬け汁、トマトピューレ、コンソメ月桂樹の葉を加えて30分煮込む。
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塩コショウで味をととのえて、レモンスライス、サワークリームを添えて完成です。


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ソリャンカ完成


いよいよ実食です。さあどんな未知の味が待っているのか、




・・・・・・・・ラタトゥイユじゃん





ラタトゥイユと全く同じ味がしました。ミネストローネでも可です。

食材調達の簡単さに逃げた結果なので仕方ないです。ブラッドソーセージを仕入れるのが面倒くさがったせいです。


未知の味に遭遇!とはなりませんでしたが十分おいしかったので満足です。はじめてだとこんなもんでしょう。


さて、第一回メシ漫画に出てくる料理を作って食べるパーティはこれにてお開きです。

第二回の開催日は未定ですが、またいつか『新米姉妹のふたりごはん』に出てくるオシャレ料理でも作ってみたいですね。



大量に余ったピクルスとザワークラフトを消費する方法、募集中です。

おわり

【12/21】金!金!金!

どうも今年一番パーティーに縁がない北田です。
今年のアドベントカレンダーはやりたい放題書くのが流行っているみたいなので、旅行記書いてもいいすか?自分鉄道旅行が趣味なので。
それで今年は何処へ旅行に行きましたか?
何処にも行けませんでした…
理由は金欠だからです。今年はバイト代の殆どを学費につぎ込んだので…。去年は出雲や仙台、夏コミ冬コミに行ったりしましたが今年は旅行ゼロ。まあ強いて言うなら漫トロ合宿で和歌山の白浜に行ったぐらいですが…サークル合宿を旅行にカウントするのは何か違うし…無しで。なので合宿の和歌山、実家の大阪、大学の京都と、この2府1県内しか移動していない。今年関西地方から出てないとかヤバすぎる…
今年はコミケも行けず買う漫画も減り、趣味を徹底的に切り詰め色々な物を諦めました。お金が無いとこんなに余裕が無くなるものなのか…
…金が無ければ何も出来ないんですよ。結局は金が全てですよ(98%ぐらい)
今年は漫トロの飲み会系も欠席しまくったのでパーティーに縁が無いですね。酒飲めないから毎回飲み放題に文句言いながらも出席はしていました。(ビアガーデンは流石に欠席したが)
金欠だしバイトと課題は忙しいし今年は楽しくない。そして全財産は1万円を切った。
ハァ~金金言っていたら本棚にある神漫画を思い出しましたよ。

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これこれ。
ジョージ秋山銭ゲバです。超有名作品ですね。
写真のオリジナル版はまず手に入らないので文庫本が無難です。けどなにぶん昔の漫画で内容も過激なので台詞修正とか入っているかも…
銭ゲバ(上) (幻冬舎文庫)

銭ゲバ(上) (幻冬舎文庫)

この漫画はね、嫌と言うほどお金について深く描かれていますよ。
もう少し詳しくテーマ分けするなら、お金と人間と愛(又は幸福)ですかね。この3テーマはずっと話の軸になっています。
極貧家庭に生まれた主人公の風太郎は貧しくも一生懸命に生きていたが、病弱の母親が医療費を払えず病死。金さえあればこんな人生にならなかった、金が全てだと無一文から成りあがっていく話。お金があれば幸せなのか?幸せの形とは?富と権力、欲しい物を全て手に入れた風太郎がそれらの答えを導き出す最終章は滅茶苦茶面白いですよ。
キャラ同士に裏で肉体関係ある事を表す1コマとか風太郎の自信に満ちた右顔と孤独を表す左顔などのキャラの演出も非常に上手い。読んだら分かる。
名作だけど読んだ事がある人は少なそうなので是非読んでほしい。
この作品はyuu-classic※1の眼で読んでファービー※2の口から語るのが本当は正解だが、これぐらいで勘弁して。

※1 古典マンガ好き ※2 解説が上手い