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京大漫トロピーのブログです

【12/5】おまえの料理なんか誰も食わねーよ ザマーミロ!

こんにちは、へっどです。奇数日なのでテーマは「紅」、ということで真っ赤な激辛料理を作ろうと思います。

激辛料理といえば中国の四川料理が有名ですね。最近読んだ料理漫画だと『鉄鍋のジャン!』が中華料理をテーマにした作品で面白かったです。主人公の秋山醤はおよそ主人公とは思えない凶悪な面構えで、料理勝負に勝つためならいかなる卑怯な手段をも厭いません。対戦相手の調理道具に酸をかけて腐食させたり、審査員に提供する料理に中毒作用のあるキノコを盛るなどなんでもありです。せっかくなのでこの作品から何か作りたかったのですが、秋山醤の作る料理はどれも技量的に難易度が高かったり、使用する食材が違法だったりするので諦めました。

今回作るのは四川料理辣子鶏(ラーズージー)です。見た目が赤く、あまりポピュラーでなく、そして材料が集めやすいという理由でこの料理を選びました。それでは作っていきます。

材料:

  • 骨付き鶏もも肉 300g
  • 片栗粉 適量
  • 乾燥赤唐辛子 20g
  • 醤油 大さじ2
  • サラダ油 適量
材料はこれだけ

まずは赤唐辛子を鍋に入れて水を加え、火にかけます。沸騰したら火を止め、30分ほど蒸らします。

赤い

次に鶏肉に片栗粉をまぶします。多めの油を入れたフライパンを中火で熱したら鶏肉を入れ、表面がカリっと揚がるように炒めます。揚がったら鶏肉を取り出してキッチンペーパーの上で休ませます。

この状態だと味付け無しの唐揚げ

フライパンに残った油に赤唐辛子を入れて香りを引き出します。香りが十分出たら休ませていた鶏肉を再度フライパンに入れ、赤唐辛子の香りを移すように炒め合わせます。

ここまでは順調

仕上げに醤油を回し入れて強火で熱したら、油は残したまま具材を器に盛ります。

少し焦げてしまった……

思ったほど赤くはなりませんでしたが完成です。味付けは醤油と赤唐辛子のみなので単調な味になるかと思いきや、辛さはほとんど無く、また赤唐辛子の香りが鶏肉に移って独特の風味があります。骨付き肉を使い香ばしく揚げたことで肉自体にも強烈な旨味があり、少ない調味料で成立するようによく考えられたレシピだと思いました。ちなみに唐辛子は辛すぎて完食できなかったんですが、どうやら辣子鶏はこの鶏肉だけを食べる料理のようで、唐辛子は残して他の料理に再利用したりするものらしいです。

見た目のインパクトも十分で、手軽に美味しく作れるので皆様もよかったらどうぞ作ってみてください。