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京大漫トロピーのブログです

【12/19】独断と偏見で「セーラームーン」のキャラを紹介する

こんばんは。漫トロ5回生のレニです。

今年のアドベントカレンダーのテーマは「セイ。」ということで、「星」をテーマにしたアニメ/漫画『美少女戦士セーラームーン』のキャラクターを、独断と偏見で紹介していきたいとおもいます。

学部の頃から少女文化で卒論を書いたりしていたのですが、修士に入ったからにはやはり身も心も少女になりきらないと思い、「セーラームーン」の漫画を読んだりアニメ(120話まで見た)を見たり同人誌を集めたりして、そろそろ身体にムーンプリズムパワーが満ちてきたころだと思うので、このアドカでメークアップを達成したいとおもいます。

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月野うさぎ/セーラームーン(前中央)

うさぎ。マークは☾。本作の主人公。正直言うと自分はこの主人公が好きではない。中学生のくせして精神性が幼過ぎて見ていられなくなる。アニメ1期はうさぎのワガママを他の戦士が諫めたりなだめたりする展開が多すぎて退屈だった。2期以降になると他の戦士が露骨にうさぎのワガママに取り合わなくなってテンポが良くなったと思う。
後述する地場衛/タキシード仮面とは前世からの付き合い。二人で西暦3000年の地球の主になっている。そこでは現在の国家体制は恐らく崩壊しており、東京は「クリスタル・トーキョー」なる封建制国家が設立されている。二人がいかにして革命を成し遂げ、何故1000年も生き延びているのかは(視聴範囲では)わからない。
必殺技は「ムーン・プリンセス・ハレーション」とか。戦士の中で一人だけ浄化技を持っている。故に最強である。普段はあまり仕事しないのにいざというときに美味しい所全部持って行く奴みたいである。3期の必殺技はロッドから発せられる音楽と処刑BGMが噛み合ってて好き。これがイクニ演出ですか……。

地場衛/タキシード仮面(画像なし)

まもちゃん。大学生。うさぎの前世からの恋人だが、女子中学生と付き合う大学生、フツーにヤバいと思う。
セーラー戦士ではないので変身シーンも必殺技もない。漫画版では「ラ・スモーキング・ボンバー」という謎の技を使っていたが、百合姫のコラムで三浦しをんに「ダサすぎる」と酷評されていた。アニメではバラを投げて戦う。セーラー戦士がピンチの時に唐突にバラが投げ込まれ、タキシード仮面が決め台詞を言い、一気に形勢逆転し、そのままセーラームーンが敵を浄化するのがお決まりのパターン。
アニメ2期の決め台詞が絶妙にダサくて、シュールギャグ要因としての役割を全うしていた。

水野亜美/セーラーマーキュリー(前左から2)

あみちゃん。マークは☿。IQ300の天才少女。アニメ1期では非常識人うさぎをなだめる役だったが、2期以降みんなと一緒にうさぎにとりあわなくなった。医者の家系に生まれ、いつも勉強している。戦士たちにも勉強を強要する。
必殺技は「シャボンスプレー」とか「シャインアクアイリュージョン」とか。前者は泡を飛ばして敵を幻惑する。後者はハイドロポンプみたいな攻撃をする。しかし彼女の真髄は技を出すことではなく、パソコンのようなスマホのような謎の機械とバイザーで情報を分析することにある。故に戦士たちのブレーンとして大活躍している。便利なキャラである。

火野レイ/セーラーマーズ(前右から2)

レイちゃん。マークは♂。男の娘ではなく神社の娘。黒髪ロングで巫女服というオタクが好きそうな見た目をしている。性格は勝気で、1期ではうさぎの非常識な言動にレイちゃんがつっかかり、亜美ちゃんがなだめるという場面がみられた。2期からはうさぎを適当にあしらう術を覚えた。
神社の娘だからか霊能力のようなものがある。よく神社で祈って敵の出現を察知している。また敵にお札を張って動きを封じることもできる。3期では彼女の霊能力を通じてセーラー戦士とテレパシー的なこともしていた。あまりに便利なキャラである。
必殺技は「ファイヤーソウル」とか「バーニングマンダラー」とか。火炎放射系の技で攻撃力が高い。「バーニングマンダラー」のネーミングセンスの絶妙なダサさが好き。

木野まこと/セーラージュピター(前右から1)

まこちゃん。マークは♃。アニメ1期が、うさぎとレイちゃんを亜美ちゃんがまあまあする展開がマンネリ化してきた頃に投入された。力が強いという男らしい側面と、料理が得意で昔失恋した憧れのセンパイを追い続けるという乙女らしい側面を併せ持つギャップ萌えの使い手。しかし「力が強い」という特性は、魔法少女ものという特性上、なかなか生かされることがない。不遇である。
必殺技は「シュプリームサンダー」とか「スパークリングワイドプレッシャー」とかの雷系の技。攻撃力が高い。原作では「フラワー・ハリケーン」なる花びらを飛ばす技も使っていたが、こちらは正直攻撃として機能しているのか怪しい。不遇である。
何故か知らないが、昔のコミケカタログとか同人誌とかを見ていると、亜美×まこ過激派が散見される。

愛野美奈子/セーラーヴィーナス(前左から1)

みなこちゃん。マークは♀。うさぎがセーラームーンに変身する前からセーラー戦士として街を守っており、1期では最後に満を持して登場、先輩としての貫禄を見せつけた。しかし2期からドジっ子キャラとして描かれることが増え、うさぎに次いでアホの子となってしまった感もないではない。あの頃の威厳はどこへ。
水火木のような分かりやすい特徴がなく、また容姿がうさぎに似ていることもあり、1期が終わったら不遇よりのキャラクターになってしまった。この前クラボの家に行ったときに「セーラームーン」を観ていて、「セーラーヴィーナスって特徴全然無いよね、強いて言うならセーラームーンに似ている」という話をしていたら、その回でヴィーナスがムーンに変装して敵をだまくらかしており、二人で爆笑した。
必殺技は「クレッセントビーム」とか「ヴィーナスラブミーチェーン」とか。前者はビームを撃つ。後者は鎖を飛ばす。一応後者はパワーアップ後なのだが、あまり強そうに見えない。やはりクラピカってすごかったんだなと思う。

ちびうさ/セーラーちびムーン(後中央)

ちびうさ。30世紀のクリスタルトーキョーから来たうさぎと衛の娘。1993年時点で中学生のうさぎが3000年の封建制国家で娘を出産しているの、やっぱりよく分からない。
2期の物語の中心。終盤では見事な闇堕ちを披露してくれたが、自己を取り戻して復活し、30世紀の未来へと帰った。2期は彼女の成長譚とも言えるかもしれない。
と思ったら3期で変身能力を携え、「愛と正義のセーラー服美少女戦士見習い」として戻ってきた。いい意味で物語をひっかき回している。
必殺技は一応あるにはあるが、敵が少し痛がるくらいのもので攻撃として機能していないが、物語にユーモアを与えるものとして演出に生かされている。これがイクニ演出ですか……。

天王はるか/セーラーウラヌス(後左から2)

はるかさん。マークは♅。百合のカリスマ。当時のコミケでは尋常でない数のカップリング同人誌が描かれた。もはや歴史的偉人の域である。今でもはる×みちなのかみち×はるなのか議論は絶えない。
イケメン。イケメンすぎてセーラー戦士にも惚れられているし、みちると一緒に街のカップルNo1コンテストみたいなやつにも出場している。よく男と間違えられている。車やバイクを乗り回している。
3期前半の物語の中心といっても過言ではないだろう。謎の戦士として登場し、セーラー5戦士たちと最初は敵対関係にあったが、徐々に葛藤が描かれたり情が湧いてきたりする様が描かれて、物語を動かしていく。
必殺技は「ワールドシェイキング」。衝撃波を撃つ。弾がちゃんと惑星の形をしていたり作画のこだわりを感じる。「ワールド!……シェイキング!!!」すこ。

海王みちる/セーラーネプチューン(後右から2)

みちるさん。マークは♆。百合のカリスマの相方。個人的にはみち×はるを推している。
美人。美人すぎてセーラー戦士にも憧れられているし、はるかと一緒に街のカップルNo1コンテストみたいなやつにも出場している。絵画や音楽など芸術全般に秀でている。
3期前半でウラヌスと共に謎の戦士として登場したが、正直ウラヌス側の内面の方がよく掘り下げられていた印象がある。
必殺技は「ディープサブマージ」。ハイドロカノンを撃つ。同じ水戦士のセーラーマーキュリーとキャラが被っていない気がしないでもないが、3期で1話を割いて二人の交流の物語が描かれていたので、そこら辺はちゃんと考えられていたのだろう。こうしてみると3期の面白さはやはり際立っている。

冥王せつな/セーラープルート(後左から1)

せつなさん。マークは♇。太陽系外部3戦士最後の1人であり、百合に挟まる女。2期にて30世紀でのちびうさのお守り&時の番人として登場し、3期で「転生」なる謎システムにより現代に登場し、ウラネプと一緒に戦った。しかし2006年8月の国際天文学連合での決定により、セーラー準惑星戦士へと格下げされた。
セーラー戦士10人のうち9人はどこかしらで見聞きしたことがあったのだが、セーラープルートだけマジで存在自体を知らなかったので、登場した時は腰を抜かした。漫画版だと高身長褐色イケメンお姉様だったのに、アニメ版ではホワイトウォッシュされていた。訴訟も辞さない。
必殺技は「デッドスクリーム」。エネルギー弾を撃つ。「デッド......スクリーム...........(小声)」すこ。

土萌ほたる/セーラーサターン(後右から1)

ほたるちゃん。マークは♄。登場が一番遅く、今見てるアニメの範囲ではまだ変身していない。アマプラの配信が12/24なのでヤバい。
お屋敷住みの箱入り娘だが、体が弱く、また友達から虐められており、自己肯定感が低い。しかしちびうさと友達になり、彼女のことを大切に思っている。というのは表の顔で、真の姿はこの世界の終焉をもたらす「沈黙の救世主」。「沈黙の救世主」としての人格が目覚めると性格が豹変する。病弱薄幸二重人格黒髪最強美少女、オタクの好きな全部って感じがする。
彼女がセーラーサターンとして覚醒すると地球が崩壊するらしく、彼女を守りたいちびうさ+セーラー5戦士と、地球を守りたい外部3戦士の間で衝突が生じる。普通に地球を守る方が優先だと思う。



いかがでしたか?皆さんにもムーンプリズムパワーが共有できたかと思います。それではよい夜を。