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京大漫トロピーのブログです

【12/23】漫画読みサークルが無気力な僕にくれたもの

23歳もう一回留年しそう、kuraboです。
3年半の大学生活で大学や漫トロピーが僕にくれたものとは、僕が得たものとはなんなのか考えてみます。

Jitterin' Jinn - プレゼント  間に挟む動画は僕の気分に合わせたBGMです。


 僕の大学生活に勉強はほとんど無く、授業がある時間の多くを家で「そろそろ出なきゃ…」と思いながらパジャマでテレビを見て過ごしました。アルバイトも「来月からやるかも」と言い続け早45か月。光陰矢の如し。サークルもこの漫画読むサークルだけ、無気力で何も得られない、最もなってはいけないような大学生の僕が得たものとは。

【恋物語】 貝木のテーマ  今回のことから得られる教訓は・・・? 
 
 まず、読んだ漫画ですが漫画読むサークルに入ったからなのか、別の原因の無気力からなのか入学後かなり漫画を読むのを面倒に感じるようになってしまいました。ほとんど読んでません。しかし、このサークルに入ったことによる利益は間違いなくあります。以下の3つです。

  • 人間関係
  • 漫画、映画などを鑑賞する動機付け
  • 大嫌いな感想文を書かせられる機会
――人間関係

 大きくはないけど結構変なサークルでした(留年率も5割近い*1)。類は友を呼ぶってことなんでしょう。いろいろな思想(というと大袈裟かもしれないけど)を見ることができたし、会員と一緒に遊ぶこともあった。ピラタス*2や醤油*3は同回生、同性で仲良くできると嬉しくなります。年齢は一つずつ違うけど、親近感を覚えるのにはそれよりも入学時期が大事なんですね*4。いまひとつ趣味や話が噛み合わず仲良くなりきれないことをとても残念に思います。あと3か月以内に解決してほしい。またふゆ*5とは気が合い、先輩とは違って臆することなく自分の意見を話せてジェンダーの話をしたりします(お互い特にジェンダー論の勉強をしたわけでない)。あと理由はわかりませんが尊敬できる先輩も多かったです。

――動機付け

 漫画を読むサークルに入ったことにより漫画を読むことが義務のようになり嫌になった、と先に書きましたが映画も見るのを面倒に感じます。関係ないかもしれません。強制されることで漫画や、他の形式の作品に多少は触れました*6。サークルに入っていなければもっと鑑賞の機会が減っていたかもしれません。

――感想文を書く機会

 僕は幼い頃から作文(特に感想文)と言うものが大嫌いで小学校の授業では大体名前だけ書かれた白紙と向き合ったまま1時間を過ごし(二時間で書くときは針のむしろ)、先生に怒られて泣きながら放課後に書きました。中学高校では長い文章を書かされる機会はめっきり減り、作文から逃げ続けていたのですが、適当に「オタサーにも一つくらい入っとくか」と入会したサークルでこんな目に遭うとは。なんかすごい感想文を生み出す先輩方、どう見ても僕よりは書けている同回生たち、漫画を読む気力も経験もない僕。なかなかの劣等感*7でした。しかし、優しかったのでサークルの活動(会誌制作)はなんとか続けられました。その結果は現在ですが、まあ、大分マシになったんじゃないですか?僕は今では面白い(つまらない)と思った理由を説明するようにしているんですが他の人はどうしているんでしょう。 逃げ続けていた作文を僕が強制的にやらさせられたことは非常に得難い経験だと考えられます。批評ができるようになれば人との交流やコミュニケーションも広がるかも!これはかなり大きいプレゼントでしょう。

 ちなみに漫トロピーに入ったデメリットはあまり在りませんが強いてあげるなら、毎週金曜日に徹夜でボードゲームをする為、生活リズムが乱され*8留年したことでしょう。
 そういえば、麻雀やカタンの開拓者で遊ぶということを覚えたのもまた大きな収穫です!
 友達と集まってすること、初めに親交を深める手段は僕の場合は小中学校ではスマッシュブラザーズ、高校ではトランプ*9だったのですが大学ではボードゲームでした。じゃあ社会人では・・・・・・・・? 怖いです。


留年や授業などの大学生活から得たものもまとめるつもりでしたが長くなったので今回はこの辺でおわり。




漫画紹介ブログでしたね。

僕の小規模な失敗

僕の小規模な失敗

これは漫トロピ-で教えてもらった漫画、知る人ぞ知る福満しげゆきの代表作ですね。2年生くらいの強烈な劣等感に苛まれている時期の僕にはなかなか刺さった漫画です。下の脚注で挙げた「結構面白かった作品」にはぎりぎり入りませんでしたが僕が今思い出せるほど面白かった漫画はそう多くありません。自己肯定感が下がっている人におすすめです。
https://d2ktchr4dpd4o2.cloudfront.net/w0_h0/82db368e45cd5a305706e8524f19c4085d3a08dc.JPG
絵柄は僕も初めは好ましく思えませんでした。作者の顔写真を見たときは、全然よくない顔の男でよくもあんなに可愛く自分の漫画を描いたものだと少し憤ってしまいましたが、自己肯定感の低い人が主人公に自分を移しながら読むにはやはり可愛い方がいいんだろうと今は思います。

*1:留年しない人間は早くサークルを抜けるので入った人の半分が留年しているわけではない

*2:【12/21】Present for me 石黒正数短編集をよんで - mantrogを書いた人

*3:【12/20】粗品詰め合わせ - mantrog

*4:年齢が同じ先輩には覚えなかった親近感があった。不思議。

*5:【12/18】来世ではちゃんとします。クリスマスプレゼントなんていらないので彼氏をください。 - mantrog

*6:入学後見つけた結構面白かった作品
シン・ゴジラ 
・セッション 
グラン・トリノ 
ハイスコアガール(アニメ) 
有頂天家族(アニメ) 
メイドインアビス(漫画) 
ルサンチマン 
トーマの心臓 

*7:この劣等感が無力感を産み無気力を作る、再生産

*8:精神も蝕む

*9:100円をかけて何度も大富豪をやっていた