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京大漫トロピーのブログです

【12/15】過去好きだった漫画たち

ピラタスです。先日、オグリビー先輩とQP先輩と夕ご飯を食べていたところ、「小中高時代何をして過ごしていたか」という話題になり、言葉に詰まってしまってしまうということがありました。何をしていたか改めて考えると………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………漫画を読んでいた??

思うと漫画読みサークルに入っておきながら好きな漫画の話をすることも自分はあまりなかったので、好きな(好きだった)漫画を数作紹介してアドベントカレンダー代わりとしたい。

大長編ドラえもん全集

初めて自分のお金で買った漫画。映画ドラえもん25周年を記念して出版、それまでの映画の漫画版が収録されている。小学校時代は台詞を空で言えるくらい読み返していた。
25篇ほど収録されているはずだが、本当に全部面白い。ドラえもんはどれだけ話が壮大になっても違和感が出ないのが良い所だと思うのだが、その点「大長編」は魅力を発揮するのに適している。過去に未来に、宇宙に海底に夢の中、「もしもボックス」の中の世界など、色々な場所を舞台にのび太一行が冒険する。特におすすめは「日本誕生」「銀河超特急」「海底大冒険」あたり。あとこの大長編全集にはなぜか「のび太のパラレル西遊記」だけ収録されていなくて、長年気になってる。明日にでも観てみるか~(暇大学生並感)

②金色のガッシュ

雷句誠先生のヒット作。魔界の王を目指す魔物の子がパートナーの人間と共に戦っていく…というバチバチの少年漫画。この漫画、設定が好きなんですよね。100人の魔物の子が人間界で戦って、最後の1人が次の魔界の王になる。パートナーの人間には本が手渡されていて、その本を燃やされると魔物の子は消えて、魔界へ帰ってしまう―――という設定。殺し合いをしているわけではないから心優しい人間も魔物の子に協力するし、戦いに負けた側も死ぬわけじゃなくて、二度と会えなくてもどこかの魔界で元気にやっている。優しい設定だなと思うし、別れのシーンではいつも良い少年漫画を演出してくれる。

ARIA

前作『AQUA』の続き。火星のネオ・ヴェネツィア(実質ヴェネツィア)という街で一流の舟先案内人(ゴンドラ漕の旅ガイド)を目指す少女の話。主人公と2人の友だち、それぞれの舟漕の師匠(?)の計6人で話が進む。特徴的なのはその澄んだ世界観…不純なものの一切が排除されており、うまくいけばユートピアに降り立ったかのような感覚を享受することができる。主人公の灯里には「世界の「素敵」を見つけられる」という特技があり、物語運びは、ちょっとした事件や誰かのちょっとした悩みが持ちあがり、話の終盤見開きでハッとする台詞を誰かが言って…というのが多い。このメソッドは中盤あたりから確立され始め、ひょっとすると一辺倒のように感じられるかもしれないが、形式的な美学と受け取って楽しめるといいと思う。

イエスタデイをうたって

冬目景の代表作。主人公とその周りの人間たちの恋愛群像劇。冬目景の描く女の子たちのテンポの良い会話劇が読んでいて楽しい。15年以上の歳月を経て色々な設定は忘れ去られ、作者はどんどん棘のない漫画を描き始めるようになったため、終盤では序盤みられたどこかひねた物の見方はなくなり、いつの間にか視点もヒロイン側にシフトするが、相変わらず女の子はかわいい。1巻はよくまとまっていると思うのでとりあえず読んでみてもいいかもしれない。

イエスタデイをうたって (Vol.1) (ヤングジャンプ・コミックスBJ)

イエスタデイをうたって (Vol.1) (ヤングジャンプ・コミックスBJ)



終わり。どういう基準で選んでいるかというと、「よく読み返したもの」。いまは少し資金力があるので何でも新しい漫画を買えてしまうが、昔はそうでもなかったため、好きな漫画を何回か読み返していた。『金色のガッシュ!』は、いまの漫画の好みからはかなり外れるため、やっぱり少年漫画は少年のころに読んどくのがいいんだなぁと思う。
特に中高時代は、本当に友人が少なかったため、学校帰りや休日はフラフラと本屋さんや古本屋さんに寄って、漫画を読んでいた。友人のいない中学生が現実逃避に好きになった漫画が『ARIA』だと言えば、なんとなく悲しいものがある(気がする)……。
あとここで書いてないのでよく読んでたのは「ハンターハンター」くらいかな。






あ、6時半だ、例会、行かなきゃ……。



では良い夜を。ピラタスでした。