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京大漫トロピーのブログです

【ステマ】「この世界の片隅に」を観ましょう

コミケの季節ですね。宣伝です。

 

11月12日公開の映画、今年一番と話題の「この世界の片隅に」まだ観てないんですか?

世界人類が観るべきこの傑作を「まだ観てな〜〜〜い」とあなたが宣う理由知ってますよ。近所でやってる映画館がないんですよね。でも大丈夫、1月7日からどどーんと上映館が増えます。これも公開初期からもてはやし騒いだファンの功績です。(公式サイト 劇場情報|Theaterpage Master )あなたの街も要チェックや!

アナと雪の女王」すらやらなかった鳥取市唯一の映画館・鳥取シネマですら1月14日から封切りです。市内唯一のTSUTAYAがこないだ潰れた文化レベル超ど底辺の鳥取市民ですらありつけるんですから、硫黄島在住の方とかでないかぎり観ない理由はないですね、観ましょうね。

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この世界の片隅に」は、昭和20年前後、太平洋戦争末期の広島県呉市を舞台にしたすずさん↑(cv能年玲奈)のお話です。ハイ!「地味でつまんなそう」「戦争ものとか暗くて辛いだけ」「タレント声優はクソ」って思って敬遠してる人たくさんいるでしょう!全ッ然ちがうんだよ!!!全然全然世だよ!!!心が体を追い越すんだよ!頼むから観て!それから言ってくれ!

 

この世界の片隅に」は便宜上「戦争映画」と呼ばれてしまうかもしれない。しかし、この映画が主軸に置いているテーマは決してそれ一つでは絞りきれない。人ひとりの人生を一言で表せないのと同じ、いくつもの糸が絡みあってすずさんという女性の人生を紡いでいる。キラキラしてたりごわごわしてたり切れかけてたり色あせたりと数え切れない糸が人生を彩っている。「戦争」はそのうちの一本なんだ。それだけだ。この映画を観るとそれらの数え切れない糸が深くこころに押し寄せてまだ名前のわからない底に埋まっていた感情を縫い合わせようとしてくる。だから鑑賞後みんな言葉が見つからず途方にくれるんだろう。それでいい。すぐに答えを探してはいけない。縫いかけの感情を抱えたままそれぞれの片隅を守っていこう。

f:id:mantropy:20161228162846p:plainこうの史代夕凪の街 桜の国」帯より (神煽り)

 

作品というものは受け手がいて初めて成立します。ぜひ、「この世界の片隅に」を観て、あなただけの片隅をみつけてください。観た人の数だけこの映画は意味を持ちます。もしこころが震えたら、その震えを隣の人に伝えてみてください。

 

今年の 京大11月祭(NF)では漫トロで「この世界の片隅に」ブースを作りました。

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関連書籍読み放題! 映画感想コーナーも設けました。映画公開10日目とかだったので知名度もまだまだな時期でしたが熱意ある人たちが絶賛の跡を残してくださいました。クラウドファンディング出資者の方もメッセージカード置いていってくださいました。ありがとうございました。

 

漫画読みサークル 京大漫トロピーは映画「この世界の片隅に」を応援しています。

京大漫トロピー選定「新入生に勧めたい漫画30選」でもオススメしています(p136に載っています)。

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最新号vol.17では誌面のあちこちに「この世界の片隅に」の文字列が隠されています。

探してみよう!えっ、探したいのはやまやまだけど、今手元にvol.17がないって?

 

京大漫トロピーはコミックマーケット91の3日目12/31(土)に東V-35aにて会誌販売を行います!2016年のおもしろ漫画がまるわかり!漫トロアキネーター、こち亀全巻採点、それ町解析など個人企画も大ボリューム!!!過去の会誌もあるよ!

 

これは買うっきゃないですね!コミケ3日目、東V35aにて会員がお待ちしています!