アンチ森見(Anarchy in the KU)
醤油です。30分ぶり。
じゃあ12月16日分、行ってみよう。
mantropy.hatenablog.com
担当はまるた。
よくボードゲームや麻雀をしています。
森見に影響されて電気電子工学科に入るって……何それは(困惑)
森見登美彦。京大出身の小説家。
万城目学や平野啓一郎などとともに「京大文学」の作家としてよく並べられますね。
森見か~。
僕はね、コイツが好きじゃない。
屈辱的じゃありません?森見登美彦が好きっていうの。
確かに文章は上手い。言葉の並べ方やリズムも巧みだ。ややこしい単語や表現を使っているのに、不思議とすらすら読める。
登場人物や舞台設定も魅力的だ。台詞にも色気があるし、個性豊かな面々が京都の町を縦横無尽に駆け巡る様は痛快だ。
それでもなぜか気に食わない。
なぜだろう。
いつまでたっても京大京大うるさいからだ。
何年前に卒業したんだよ。お前のそれはデビュー作『太陽の塔』ですでに完成してて、『四畳半神話大系』で頂点に達してるんだよ。
- 作者: 森見登美彦
- 出版社/メーカー: 角川書店
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あとはもう下り坂だ。『夜は短し歩けよ乙女』なんかもう落ち目の臭いがプンプンじゃないか。
おもちゃ箱をひっくり返して愉快愉快って、そりゃあ楽しいかもしれないけど、でもそれだけでしょ。
お前はいつ京大を卒業するんだ。ルネ(生協の建物)の書籍コーナーには、お前のしょぼいグラビアみたいなものがあったぞ。
文才があるせいで、純粋無垢な中高生はコイツの文章にコロッとやられてしまう。僕もそうだった。
大学生だって歯牙に掛けられる。殊、京大はコイツの母校だから、言うなれば総本山だ。
コイツのマジックリアリズムで作り上げられた幻想の大学生活を、二割程度の品質で再現しようと必死な輩がたくさんいる。
もはや宗教だ(テーマ回収)。
気に食わない気に食わない。
かく言う僕も毒されつつある。
大学一回のクリスマスイヴをみじめったらしく一人寂しく送ってしまった。しかも京大生なんだから、傍から見れば立派なモリミストだ。
もう勘弁してくれ、森見マジックはたくさんだ。
一見、ただ心境を吐露するこのセリフも、ひょっとしたら『四畳半神話大系』の「城ケ崎マジック」という語に影響を受けているかもしれない。畜生、最悪だ。
森見の呪縛は強力だ。気づけば俺も、いつの間にやら森見信者になってしまう。
改宗だ。改宗しなければ。
そう言って振り返れば、『よつばと!』について森見がブログで触れていた。
d.hatena.ne.jp
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あ~なんか色々言ってんな、コイツ。
でも結局カワイイってとこで終わってんな~?
熊のぬいぐるみとか、黒髪の乙女とか、達磨とかアレコレ小説で書いてるけど、結局は「カワイイ」だからな、コイツは~。
なんでもかんでもカワイイカワイイ言いやがる女子大生もどきめ、
お前なんかプリマックスでも読んでろ。
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よつばとクライシス(『よつばと!』の終焉のこと)から逃げきれずペシャンコになっちまえ。
俺は今のうちにずらかるぜ。
あばよ。