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京大漫トロピーのブログです

【12/23】ホワイトクリスマスと漫画批評の幸福なマリアージュ

電球です。
「ホワイトクリスマス」
この文字列が単に12/25のイベントを表しているわけではなく、
暗号としての機能を有している点、賢明な読者諸氏ならば当然お気づきのことであろう。
この暗号をどう解読するか。

分解

まず、この文字列を分解する必要があるだろう。
分解のキーは、「ホワイトクリスマス」という文字列が示しているように「12月のイベント」にある。
クリスマスという目先のイベントは勿論ブラフ。
その先の「年末年始」こそが冬季休暇的にも肝要である点は論を待たないだろう。
年末年始、つまりは12/31~1/1
ホワイトクリスマスという9文字を1231 11の形式に分解しよう。

「ホ」
「ワイ」
「トクリ」
「ス」

「マ」
「ス」

まず、最初に現れる「ホ」だが、
これがテクノ界のスーパースター、リッチー・ホウティン「ホ」を示していることは明らかだ。
(参考のため、代表曲2曲と大好きなDE9 Closer to the editを貼っておく)

Plastikman - Spastik - YouTube

F.U.S.E. - Substance Abuse - YouTube

Richie Hawtin - DE9 | Closer To The Edit (2001, full‐length) - YouTube

2014年、ついに11年ぶりにPlastikman名義での新作アルバムをリリースしたことは記憶に新しい。

Ex

Ex


Plastikman - EX (Full Album) - YouTube
ディオールの企画で行われたグッゲンハイム美術館でのインスタレーションをCD化したものということで賛否両論はあるものの、Aphex twinのSyroとともにテクノ界の大きな話題になったことは間違いない。
今年の「ホ」を象徴する人物であることは間違いないだろう。
そうなると、残る文字列もスラスラと繋がってくるではないか!

「ワイ」「トクリ」「ス」

この3ワードが表しているのは、

ホ(Hawtin)『ワイ、トっクリ スきやねん』

これだ。
リッチー・ホウティンが熱烈な日本酒ファンであることは音楽ファン・日本酒ファン・漫画ファンにとって常識である。
その本気度は凄まじく、日本の酒蔵を回ったり、日本酒を海外に広めるため、ENTER.sakeという日本酒(蒼空、獺祭などが置いてある模様)をサーブするSake barを併設したテクノイベントを定期的に開催しているほど。
そんな彼のこと、冷酒だけではなくとっくりを用いた熱燗も大好きであろう。

そういった活動に便乗してか日本酒を飲むついでか、新酒の時期にリッチーは来日してイベントを開催している。その名も”Shiboritate tour”、特に去年は福井と京都のみで開催しており、東京大阪はスルーという徹底度合い。昨年のレポートはココでUpされている。

行ってきた!テクノ×日本酒 in 京都「ENTER.SAKE SHIBORITATE TOUR... | gbsブログ
現代地酒を扱ったマスターピース『実在ゲキウマ地酒日記』でも紹介されている、而今獺祭、新政、鍋島、花浴陽などのレア地酒が振る舞われるなど、小さめのハコではあるが、日本酒へのレスペクトに満ちたイベントの様が伺える。

本ブログを主催する京大漫トロピーの本拠地である京都からも、リッチーホウティンと日本酒の繋がりを看過することは容易であろう。
(下記ドキュメンタリーでも伏見の酒蔵や四条のsake barがしっかりフィーチャーされている。)

Richie Hawtin presents ENTER.Sake - Shiboritate Tour 2013 - YouTube

「マ」「ス」

さて、残るは「マ」と「ス」である。
ここで、今回の解読のキーとなっている「年末年始」に立ち帰ろう。
「年末年始」そして「京大漫トロピー」といえば、コミックマーケットが思い出される。
そして、今回のコミックマーケット・漫画評論界隈における台風の目といえば?

そう、新進気鋭の漫画読みサークル

漫画トロピークである。

「マ」「ス」に潜むメッセージ
それは

『マ(んがトロピークの創刊号)ス(ばらしいランキングですネ!)』!!

さすがはリッチー・ホウティン
今年の台風の目である漫画トロピークのランキング会誌『このマンガガガガ2014』を早々とピックアップしている。これも彼のDJとしてのディグ・センスの成すところなのだろうか?
事実、漫画トロピークには漫トロピーおよび東京大学漫画調査班TMRの黄金世代が大量加入しているとの噂も漏れ聞こえる。東西の至高の漫画読みが集合した新進気鋭のランキングは、他のランキング誌を鍋敷きにしてしまうほどの計り知れないポテンシャルを潜めているようだ…。

おわりに

以上に述べた内容はあくまで筆者の解釈であり、誤解読の可能性もある。
しかし、ホワイトクリスマスに秘められたテクノ・日本酒・漫画批評という三者の幸せなマリアージュ、信じてみたいのは筆者だけではないだろう。

いつも通り漫トロピーやTMRの会誌を買うだけでは物足りない。

どうやら、漫画トロピークの会誌も購入するしかなさそうだ。

どうやら、漫画トロピークの会誌も購入するしかなさそうだ。

どうやら、漫画トロピークの会誌も購入するしかなさそうだ。

コミケにて待つ!!!!!!!!!