しんみり行脚裏日本
どうもユーカリです、陸の孤島、日本のチベット、TOTTORIKEN出身です。
「ホワイトクリスマス」……。準雪国の故郷は毎年、牡丹雪が膝のあたりまで積もります。ふだん音を発する人もいない通りはいっそう静まり返り、遠くから時折聞こえる雪かきのシャベルの音だけが雪に吸い込まれていました。
みなさんはサンタさんからもらったものを憶えていますか?
10歳になりたての冬、今年はサンタさんに何をもらおうとあれやこれや思いめぐらせ心躍らせていました。(我が家はスーファミ以外のゲームは禁止だったのでポケモンの攻略本を貰おうと思っていました。)ところが母から突然、「ごめんね、うちのサンタさんは10歳になった子のところには来なくなっちゃったの」と告げられ、わたしのウキウキサンタさんパラダイスはあっけなく幕を閉じてしまったのです。7つ年上の姉のところには去年まで来てたのにこいつぁおかしいぜ!と嘆きましたが、5人の姉妹に毎年プレゼントを用意するのはいろいろ大変なんだと子供ながらに納得したのでした。
その埋め合わせなのか図書券を貰いました。1000円分のカードを財布に大切にしまいながら買った漫画が
- 作者: 井上雄彦
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あれから10年。スラダンの影響でバスケを始めたり、我が家のスーファミは依然現役であったり、故郷にスターバックスコーヒーができるらしいし、自分は20歳になるし、「10年後のじぶんへ」の手紙が送られてくるまであと2年です。いろんなことがおきるものです。
お正月には地元で成人式と同窓会です。おじいちゃんが孫の成人の祝いにはいつもスーパーで鯛の塩焼きを買っていましたが、これからはそれがないと思うと寂しさがこみ上げます。昨年の秋から家出中の三女はおそらくこの正月も帰ってこないでしょう。
ほっといても勝手にイベントが発生する圧倒的成長期の10代は終わりました。が、人生が停滞していても暦は着実に進み、変化は止められません。みなさん、サンタクロースとの出会いを大切にしましょうね。
最近の母との会話