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京大漫トロピーのブログです

【12/1】アドベントカレンダー、始まります。

現会長の森のくまぞーです。
漫トロピーで一昨年から行われてきたアドベントカレンダー、今年も始まりました。
アドベントカレンダーについてご存じない方は、アドベントカレンダーとは - はてなキーワードをご参照ください。
今年の漫トロアドベントカレンダーのテーマは「ホワイトクリスマス」。これまでの「クリスマスに読みたい漫画」「クリスマスに読みたくない漫画」と比べると大分漠然としたものになりましたが、まあ各会員なんとかするでしょう。
で、ホワイトクリスマスということですが、クリスマスと言えばやはりイエス・キリストの降誕を祝う日。では私も新たな漫画サイトの誕生を祝うとしましょう。
それがこの少年ジャンプルーキーです。

『マンガボックス インディーズ』『裏サンデー連続投稿トーナメント』『ニコニコ静画』『comico』等に遅れを取りながらも、集英社もいよいよ漫画投稿サービスを開始しました。
漫画は紙媒体で読むのがメインの私はWeb漫画をあまりチェック出来ておらず精々出版社公式の漫画を読む程度なので、この機会に作者投稿型の作品も読んでみるかーと思い、とりあえず11/27のプレオープンから昨日までに投稿されていた200強の作品制覇に挑戦しました。
とりあえず人気作品を上から順番に読んでいったのですが、当時1位だった『くノ一はじめました!』、これどこかで見たことあるなーと思って調べたら、すでにマイクロマガジン社から1巻が出てるんですね。よく見たら『機械人形ナナミちゃん』もあるのか。勘弁してくれ。
しかしすでに他の出版社で単行本化されてる作品を集英社のサイトで載せていいんだろうか…… 私の考え方が古いのか。
その他にも、未単行本化ではあるものの既に他の漫画投稿サイトで発表されている作品が多く、というか八割方見受けられました。大丈夫か少年ジャンプルーキー。まあ私はそういったサイトと縁がなかったので新鮮に読めましたけど。
そうして投稿作品を読み進めていったんですが、初めの頃は「あぁ、いい話だなぁ」と思える作品がちらほらあって、結構すいすい読み続けることができました。ただ人気順に読んでいったため、進めば進むほど読むのが苦行になっていく。中でも写植がされてなくて台詞が物理的に読みづらい作品は解読に精神削られるから本当にやめてくれ。他にも明らかに児童向けの作品が5連続くらいしていたり、もはや漫画じゃなくてただの設定資料集になってる作品もあって疲労度がガンガン溜まっていく。
そんなこんなで2日をかけてなんとか全作品を読み終わることができました。後半は大分しんどかったけど、これからも頑張ってほしいなぁと思える作家も複数人いたし、コミpo!を使った作品とか写真を漫画にした作品とか普段読む機会のない手法の作品が読めたのはそれなりに有益だった気がします。ルーキー賞とかいうJUMPトレジャー新人漫画賞みたいな賞もあるみたいですしこれから新作がどんどん投稿されて盛り上がればいいですね。少年ジャンプルーキーに幸あれ。

そしてこの挑戦後に読んだアラン・ムーアの『リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン』は本当に読んでて面白いなあ面白いなあって素晴らしい気持ちになった。やっぱりアラン・ムーアがナンバーワン!


リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン

リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン

(森のくまぞー)