どうも。山田です。
アドベントカレンダーの二番手になりました。
クリスマスに漫画を読むということは
我ら真の漫画読みなら、雨が降ろうが槍が降ろうが漫画を手放すことはありえないのですが、ずっと前から両想いだった二人の気持ちがやっと君に届いて誰かの部屋で一緒にクリスマスを過ごすことにしたはいいものの「セックスしようぜ!」とは言いだせずにプレッシャーに負けてとりあえずそこらへんにあった漫画を読むとかではない限り、クリスマスに漫画を読むということはつまり、あっ…(察し)なのである。
何が言いたいかっていうと、そういう人たちがクリスマスに恋愛漫画を読むことは自ら傷をえぐり塩を塗りたくり、あぶって切り刻んでクリスマスチキンの代わりに出すような自傷行為になるということだ。それはいけない。私たちはギャグ漫画を読むべきである。
どんなギャグ漫画を読めばいいのか
そりゃあもちろん2012年山田個人ランキング1位の『牌龍』を…と言いたいところだが、『牌龍』は並大抵の漫力では楽しむことができない。ここではもっと誰でも楽しめる漫画を紹介しよう。
もりやまつる先生の『オバハンSOUL』だ。
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『オバハンSOUL』ってなんやねん
『オバハンSOUL』は、大阪の下町で自営運送業をしているおばはんが、ときには悪いやつらを更生し、ときには困った人たちを助けるという人情あふれる世直しストーリーである。
この漫画の面白さは表紙を見ればすぐに理解できる。パンチパーマにヒョウ柄の服、だらしない体型のおばはんが布団叩き片手に怒鳴ってくる。ただそれだけの、イメージ通りの大阪のおばはんを描いてるからこそこの漫画は面白い。公共施設でのマナーは悪いし、口げんかでは屁理屈で絶対負けないし、どこでも下ネタを言うし、汚い。そんなおばはんが出てくるのに、面白くないはずがない。さらに、近所のおばはんたちが出てくるけど、これがまた個性豊かで、おばはん達の集合シーンを見ると自分の中のおばはんのイメージに完璧に満たされる。
しかし、こんな傍迷惑なおばはんだが、身寄りのないおばあちゃんには気をかけるし、児童虐待があった家庭に殴りこんで問題を根本から解決するし、成人式で暴れるヤンキー達を布団叩きでド突きまわして説教する。そしてなにより、家族の絆を大切にするおばはんの姿を見ると、今度は心が温かくなるし、そのために暴走するおばはんの活躍がまた笑えるのだ。
説明が下手でうまく言えないのだが、表紙を見た瞬間笑える人は間違いなく楽しめる漫画である。
え?表紙を見て生理的不快を感じた人?その感情を克服できないと真の漫画読みにはなれませんよ。
最後に
実は、さっき述べた近所のおばはんたちは近年の萌え漫画に対するアンチテーゼではないかというところや、おばはんのグル―ヴ感など楽しめるところは多いが、それは文章で伝えるより自分で感じ取った方がもっと面白いだろう。(言い訳)
さあ、みんなも『オバハンSOUL』を読んで、布団叩きを片手に街へ繰り出して、くそったれなカップル共を片っ端からド突きまわそう!
「いてまうぞ、われ!」