その日 人類は思い出した
ヤツらに支配されていた恐怖を…
鳥籠の中に囚われていた屈辱を……
Guillome「なんや、急に何言うてんねん。」
ジェミニ「『進撃の巨人』完結、おめでと〜!」
Guillome「おめでと〜!ちゃうわ。あんた誰や。」
ジェミニ「忘れてしもたん?俺は2019年のアドベントカレンダー企画で、Guillomeが対談形式でブログを書くために生み出した架空の存在やんか。」
mantropy.hatenablog.com
Guillome「うわ、あんたか!なんや今回も同じ形式で行くんか?」
ジェミニ「その日 漫トロ会員は思い出した。」
Guillome「おい、質問に応えろ。」
ジェミニ「Guillomeの長尺ブログを読むハメになった恐怖を…」
Guillome「すまん…」
ジェミニ「最後まで読んでもマトモな漫画紹介がされていなかった屈辱を……」
Guillome「堪忍やで。それにしても、あんた。『進撃の巨人』の冒頭ネタ擦ってるけど、そない好きやったんやね〜。知らなんだわ。」
ジェミニ「何の成果も‼︎ 得られませんでした‼︎」
Guillome「有名なセリフやけど…それ一話やで。」
ジェミニ「主人公の母親が巨人に食べられる話やろ?」
Guillome「それは二話やな。」
ジェミニ「去年はリーグ優勝してたよなあ。日本一位にはなれんかったけど。」
Guillome「野球の巨人やないか。」
ジェミニ「……」
Guillome「おい、ホンマに好きなんかいな。」
ジェミニ「いや、二話までしか読んだことない。」
Guillome「おいおいおい、どういうつもりやねん。」
ジェミニ「完結はめでたいやん。」
Guillome「しやけどな〜、もっと良い入りあるやろ。」
ジェミニ「いやな、前回のブログの反省点を踏まえて、今回はいくつか工夫してみようと思ってん。」
Guillome「反省点?そんなんあったん?」
ジェミニ「あったよ。さっきも言うたやんか。長すぎるし、やっと漫画紹介すんのかと思ったら紹介漫画が『ドラゴンボール』と『H2』とかで古いし。」
Guillome「皆そんなもんやったやろ。」
ジェミニ「失礼やな。まあとにかく、その辺を考えて今回は冒頭に漫画紹介を持ってきてん。」
Guillome「はぁ?さっきので終わりなんかい。」
ジェミニ「名作を紹介できたな〜。」
Guillome「何満足してんのよ、あんた。碌に読んだこともあらへんのに。」
ジェミニ「これで反省点のひとつは改善できたやろ。」
Guillome「こんなもんあきまへんで。タイトル挙げてセリフでボケただけやないか。」
ジェミニ「もうひとつのブログ長すぎ問題なんやけど…」
Guillome「ワシの話聞こえてる?」
ジェミニ「前回は当番の三日前ぐらいから書き始めてしまってん。」
Guillome「しやったな〜。」
ジェミニ「そこで、今回は…」
Guillome「なんや?」
ジェミニ「なんと…」
Guillome「スッと言えや。」
ジェミニ「当日に書き始めました!」
Guillome「おい、天才やんけ。」
ジェミニ「せやねん。」
Guillome「期限守ろう思たら、長なるわけないもんな〜。」
ジェミニ「しかももう、当日の夜やねん。」
Guillome「うわ、凄いな〜。もう終わりが見えてきそうやん。」
ジェミニ「これで前回の反省点は解決できたし、心置きなく本題に入れるわ。」
Guillome「あれ?ちょっとちょっと。」
ジェミニ「何よ?」
Guillome「反省点を踏まえて工夫って、あんたこれただの手抜きちゃうの?」
ジェミニ「ちゃうよ。」
Guillome「めんどくさくて当日まで手を付けへんかっただけやろ。」
ジェミニ「ちゃんと考えたよ、クオリティの高いボケと漫画紹介パート以外は…」
Guillome「それが一番あかんねや…」
ジェミニ「そろそろ本題に入るで。」
Guillome「まあええか。本題ってなに?」
ジェミニ「今日はちょっと、ええこと教えたろ思って…」
Guillome「うわ、なに?」
ジェミニ「『この世の全ての漫画をタダで読む方法』。」
Guillome「漫画村みたいなこと?」
ジェミニ「いや、紙媒体で。」
Guillome「紙媒体で!?国会図書館的なとこ行くんけ?」
ジェミニ「自宅で。」
Guillome「えぇ!?合法?」
ジェミニ「合法。」
Guillome「アッツ!なにそれおい!なんやそれ。」
ジェミニ「聞きたい?」
Guillome「聞きたいな〜。すげえなあ、なにそれ。え、捕まらへんの?」
ジェミニ「大丈夫、大丈夫。今んとこな。」
Guillome「今んとこ?今のうちに読みたいやつダッシュで読んだら、かまへんねや。」
ジェミニ「せやねん。」
Guillome「激アツやん。なにそれ、聞きたいな〜。」
ジェミニ「今日はあと二つ教えたいことがあんねんけど…」
Guillome「なに?」
ジェミニ「三つのうちどれかだけ教えよ思てんねん。」
Guillome「ブログの尺的に?」
ジェミニ「うん。」
Guillome「いや、一個目でええけどなあ。二個目なに?」
ジェミニ「二個目は『今流行している某感染症の特効薬の作り方』なんやけど。」
Guillome「マジかよ、おい。作れんのかいな。」
ジェミニ「できちゃってん。」
Guillome「ホンマけ?」
ジェミニ「完成したときは感動したわ〜。」
Guillome「その薬、副反応とかないの?」
ジェミニ「悪い副反応はない。」
Guillome「良いのはあんねや?」
ジェミニ「ついでに、二の腕の余分な脂肪が落ちる。」
Guillome「うっわ、すごいな〜。なにそれ、欲しいな〜。」
ジェミニ「欲しいやろ。」
Guillome「いけるね、これ。」
ジェミニ「え?」
Guillome「ノーベル賞。」
ジェミニ「ノーベル賞?」
Guillome「受賞行けんで!億万長者やで。」
ジェミニ「いけるいける。」
Guillome「いけるね〜。アッツイの〜おまえ。」
ジェミニ「せやろ。」
Guillome「あんた、そんなに賢かったんやね。」
ジェミニ「あの、俺自慢じゃないんやけどさ、高校の時、生物基礎習ってまして…」
Guillome「あ、なんか無理そう。」
ジェミニ「いや、ホンマにできてんて。聞きたいやろ?」
Guillome「ホンマやったら、聞きたいな〜。三つ目は?」
ジェミニ「三つ目は、あの〜『ドラゴンの狩り方』なんやけど…」
Guillome「それやな。それ聞きたいわ。」
ジェミニ「これ?三つ目でいい?」
Guillome「おん。漫画はええわ。」
ジェミニ「無料漫画ええの?」
Guillome「いらんかな〜。ちゃんと金払って、業界に金落とさな。」
ジェミニ「特効薬は?」
Guillome「ええわ。あんたが作り方知ってんのやろ?」
ジェミニ「せやで。」
Guillome「ほな、ワシがわざわざ知らんでもええわ。あんたが量産してくれ。」
ジェミニ「じゃあ『ドラゴンの狩り方』教えるわ。」
Guillome「おん。無理やろ、あんなん。」
ジェミニ「まあまあ、無理やろって言われてたんや。」
Guillome「ほう。」
ジェミニ「うん。皆もう、S級冒険者たちはバンザイ、お手上げよ。」
Guillome「歌ったん?」
ジェミニ「うん。」
Guillome「ホンマに、ウルフルズの『バンザイ〜好きでよかった〜』歌うねや。」
www.youtube.com
ジェミニ「ギルドで大合唱してん。」
Guillome「ほえ〜。」
ジェミニ「でも俺、良いもんもらってん。」
Guillome「なに?」
ジェミニ「あの〜、これは俺がドラゴンスレイヤーになるために冒険してた時の話なんやけど。」
Guillome「Go To トラベルで?」
ジェミニ「うん。宿代が冒険者ポイントになって返ってくんねん。」
Guillome「それは嬉しいな〜。冒険ってどのへん行ってたん?」
ジェミニ「福井県敦賀市。」
Guillome「福井県?」
ジェミニ「八岐大蛇がおるって聞いてん。」
Guillome「ほな蛇の狩り方講座やん。」
ジェミニ「まあ続き聞いてや。」
Guillome「ホンマにドラゴンおんのかいな。」
ジェミニ「そこで、ひとりの女賢者に会ってん。」
Guillome「上級職やん。その辺におんねや。」
ジェミニ「で、その人に○をもらってん。」
Guillome「○?○ってなによ。」
ジェミニ「○は輪っかやん。」
Guillome「○は輪っかなんやけど、輪っかってなによ。」
ジェミニ「ほんで、『その○を押し込め。』って賢者さんに言われたから、こうやって(ググッ)…」
Guillome「それ今なにいろてんの。変な指示やな、ホンマに賢者なんか、そのねえちゃん。」
ジェミニ「いや、それがな。言われた通りに、○を押し込んだら、凄い力が湧いてきてん。」
Guillome「ほえ〜、凄いなあ。そんなマジックアイテムあんねや。」
ジェミニ「凄いやろ。」
Guillome「バビッたな〜。」
ジェミニ「それで、その女賢者はミクリって名前やねんけど、その人に『御三家に乗れば、ドラゴンに会えますよ』って言われたから…」
Guillome「ミクリ?御三家?ポケモンかいな。ミクリってエメラルドのチャンピオンやろ?」
ジェミニ「レックウザもドラゴンやしなぁ。」
Guillome「ポケモンのミクリは男やけどなぁ。」
ジェミニ「ほんで、御三家のひとりを仲間にしてんけどさ〜。」
Guillome「なんや?どないしたんや。」
ジェミニ「そいつが『御三家の恥』って呼ばれるような奴やってん。」
Guillome「ジャルジャルやん。」
ジェミニ「コント『御三家の恥』って呼ばれる奴。ってちゃうねん。」
Guillome「ほんで『御三家の恥』ってメガニウムかいな。」
ジェミニ「ちゃうよ。」
Guillome「ほな誰や。」
ジェミニ「加茂憲倫。」
Guillome「呪術廻戦やないか、あんた。ポケモンちゃうんかいな。」
ジェミニ「ポケモンなんて言うてへんやん。」
Guillome「おう、そうか。でも、その賢者のねえちゃんに『御三家に乗れ』って言われたんやろ?おっさんに馬乗りすんのかいな?」
ジェミニ「いや、サボテンよ。」
Guillome「組体操の?」
ジェミニ「そう。」
Guillome「膝の上に立つやつ?」
ジェミニ「コント 膝の上に立つ奴。」
Guillome「もうええて。ほなあんた今、おっさんの膝の上で輪っかを押し込んでる状況なんけな?」
ジェミニ「せやねん。」
Guillome「そんなんでどうやってドラゴンに会えんねん。賢者、ラリってんのか?」
ジェミニ「いや、そしたら、すぐさまドラゴンの方からやってきてん。」
Guillome「なんでやねん。バグっとるやないか。」
ジェミニ「なんかな、黒いムキムキのドラゴン飛んできてん。」
Guillome「変なドラゴンやな。」
ジェミニ「ほんで、賢者にもらった輪っかに急に顔ができて…」
Guillome「おい。」
ジェミニ「そのまま輪っかがしゃべりだして、」
Guillome「おいおい、展開が早すぎるて。ちゃんと説明してくれ。」
ジェミニ「『僕を繰り返し押し込んで!』って言うから、指示に従ったら。」
Guillome「アレ?」
ジェミニ「『いいよ!その調子!』とか輪っかがしゃべってうるさいねんけど…」
Guillome「なんか聞いたことあるな、その話。」
ジェミニ「言われるまま、輪っかを20回ぐらい押し込んだら、輪っかからエネルギー弾が飛び出して…」
Guillome「あんた、これ完全にアレやないの…」
ジークフリート「ドラゴンを倒せてん!」
Guillome「あんたそれ、リングフィットアドベンチャーやないか。」
ジークフリート「あ、ホンマや。これ、リングフィットアドベンチャーでした。」
Guillome「すいません、ここまで読んでくれた皆さん。『ドラゴンの狩り方』やのうて、『リングフィットアドベンチャーのレビューブログ』でした。」
ジークフリート「いや〜、勘違いしてましたわ。」
Guillome「あんた、調子乗って名前まで『ニーベルンゲンの歌』の『竜殺しの英雄』と同じにしとるやないの〜。」
ジークフリート「すいませんでした…」
Guillome「アレ?ほな、あのねえちゃんは何者なんや。」
ジークフリート「え?なんのこと?」
Guillome「さっきの女賢者やんけ。ミクリって名前以外になんか情報ないんか?」
ジークフリート「別の名前もあって言ってな。『ガッキー』って呼ばれることもあるらしい。」
Guillome「リングフィットアドベンチャーのCMやないか!あんた、新垣結衣にリングコン貰ったんやで。凄いな〜。」
ジークフリート「うわ、有名人やん。」
Guillome「お?てことは、ちょっと待て、ジーク。」
ジークフリート「なによ?」
Guillome「さっきのミクリさんって、エメラルドのチャンピオンやのうて、『逃げ恥』やないの。」
ジークフリート「ホンマや!俺、ガッキーに☆野源やと勘違いされてたんや。」
Guillome「なんでやろな、顔似てへんのにな〜。」
ジークフリート「『逃げ恥』のヒラマサさんと学部同じやからかな。」
Guillome「いや、一緒やけど。」
ジークフリート「絶対そういう理由やわ。」
Guillome「そんなわけあるかい。」
ジークフリート「まあでも、俺が教えた方法で、読者の皆さんもドラゴン狩ってみてください!」
Guillome「おい、ブログ締めようとしてへん?」
ジークフリート「チャンチャン♪」
Guillome「こんなんで終われるかいな、あんた!今回の毎日投稿企画のテーマは『春』やで。まだ、春らしい話してへんやないの。」
ジークフリート「忘れとったわ。」
Guillome「しゃあない、ブログ企画のテーマとZoomアドレスどこにメモってあるかは皆忘れんねん。」
ジークフリート「春といえば、俺たち大学院に収監されましてね。」
Guillome「ワシらね、入院ですわ。」
ジークフリート「所謂、新生活なんですよ。」
Guillome「ね。院言うたら研究とか講義とか独房とか強制労働とか色々あるんですわ。」
ジークフリート「そんな中で、初対面の人とかもいましてね。」
Guillome「難儀やで。あんた、新しい知り合いとかとうまくやっていけんのかいな?」
ジークフリート「その点、俺は自信あるよ。」
Guillome「ホンマかいな。なんでぇ?」
ジークフリート「ほら、俺リングフィットアドベンチャーしたやろ?」
Guillome「おん。」
ジークフリート「だから、人の輪(リング)にも馴染めん(フィットできん)ねん。」
Guillome「うりゃ!キマった!ありゃした!」
〜完〜