mantrog

京大漫トロピーのブログです

【12/1】ワインを楽しむ

お久しぶりです、現会長のだちです。
NFも終わり、そろそろ代替わりの時期です。
この時期といえば、今年もやりますアドベントカレンダー
アドベントカレンダーとは何ぞという方は文字をクリックすると解説のあるページに飛べます。便利ですね。

さて、今年のテーマは「パーティー」だそうです。これからのシーズン、クリスマスに年末年始に、パーティーを開く口実はいっぱいあります。
最近漫トロでもNFの打ち上げがあったのですが、大学生にもなると「パーティー」というより「飲み会」と呼ぶべきものが多いです。パーティーなんて単語はめったに聞きません。
飲み会では自分は酒を飲んで酔っ払う上回たちを見るだけだったのですが、つい先日20歳の誕生日を迎え、自分も酒が飲めるようになりました。祝え。
そいやバースデーパーティーとかもありますね。この時期だとクリスマスと一緒くたにされてしまうという話はよく聞きます。自分は別々でしたが、実際まとめられる閾値がどこら辺なのかは結構気になりますね。

話が関係ない方向へ飛びだしたので漫画の紹介へ移ります。
ここはやはり酒に関する漫画を、ということで紹介するのはこちら、『ワインガールズ』。

ワインガールズ 1 (マイクロマガジン・コミックス)

ワインガールズ 1 (マイクロマガジン・コミックス)

一言で言えば、ワインの擬人化漫画。正確に言うと、ワイン用ブドウの擬人化です。
内容は、擬人化された少女たちがワインを作ったり飲んだりしている、日常系の類でしょうか。
擬人化や日常系はもうありふれたものになっていますが、その中でこの漫画はテーマの活かし方が非常に上手い。
まず、当然ワインの話がメインなのですが、それがめちゃくちゃ詳しい。品種毎の特徴やワインの製造法といった基本知識から豆知識まで、内容が豊富かつ解説が丁寧で、読んでいくとワイン知識がどんどん増えていきます。
次に、舞台やキャラクターの設定。実際の品種の特徴などに合わせて設定が作られているので読みやすく、ワインの歴史というのが背景にあるので自然とキャラに深みが出ます。
ワインの話、それに応じた設定というのがまたもう一つ良い要素を生み出します。それが百合要素です。
どういうことかといいますと、ワインは必ずしも一つの品種だけで作られるわけではなく、相性の良い品種を配合して味や香りのよりよいワインを作ることもあるわけです。つまりカップリングが存在します。
というわけで、そういう配合などを元にした百合が展開されます。擬人化漫画特有のキャラ作りがここでも存分に活かされており、一つの百合の表現としてとてもよく出来ていると思います。
そして、これらの要素が全編通して一気に押し寄せてくるので、非常に濃い漫画となっています。正直一回で入りきらないくらいの物量。ワインの擬人化というテーマを話の様々な要素に落とし込んでいて、擬人化漫画として完成度が高いです。

ワインとか全然知らないよって人でも楽しめる(というか自分がそう)漫画なので、これからのパーティーシーズンにこれを読んでワインに思いを馳せてみるのも良いかもしれませんね。