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mantrog

京大漫トロピーのブログです

【1/29】Catanを楽しむための101の方法③

mantropy.hatenablog.com

 諸事情により遅くなりました。Catanを楽しむための101の方法、第3回目です。

④4番目に配置するプレイヤーの思考
 ポジションのアドバンテージと言う観点から、4番目のプレイヤーは基本的に自由です。(一応の理性に基づく配置なら)何をしても許されます。適当に5種類の資源を確保できる配置、もしくは6・8に被らせた4種類に配置すれば、安心して全てに夢中な60分を楽しめることでしょう。

 他のプレイヤーの動きに関しても、3番目のプレイヤーほど敏感にならずとも問題ありません。一つ目に置かれた開拓地をざっと眺め、それぞれに不足した資源に注目すれば、2巡目の青写真を描くことは簡単でしょう。しかし、正直な話、妨害する意図は全くなくとも、単純に強そうな地点を2つも獲れば、他のプレイヤーの置くことのできる地点は自然と限られます。もちろん、特殊な盤面(1番目、3番目が強すぎる。Playableな地点があまりにも少数、など)のときは、セオリーに囚われぬ自由な発想が要求されるケースもあるものの、基本、ポジションの優位性にあぐらをかき、図図しくふるまうことに腐心すれば大体うまく運びます。誰の目も憚ることなく、最強の配置を求めましょう。
 4番目のプレイヤーが主に留意しなくてはならぬポイントは、下記の4点です。

(1)おおまかなプランを立てる。
(2)開拓可能領域を残す。
(3)港の確保。
(4)3番目のプレイヤーへの牽制。

④-(1)おおよその展開を見通す。
 おおまかなプラン。実に曖昧な表現ですね。おおまかなプランとは、10点の内訳を指します。せっかく開拓地を連続で置き、得られる資源の種類と頻度を確定させることが許されてるのだから、終盤の見通しを立てることに思考を割きましょう。すなわち、道賞・騎士賞のどちら(若しくは2つとも)を優先するのか。たとえば、道賞をとるなら、開拓地4~5つ、都市1~2つ、道賞2点、ポイント1~2点の範囲がレンジとなります。騎士賞を組込むなら、開拓地3~4つ、都市2~3つ、騎士賞2点or最悪0点、ポイント1~3点となります。ここで、(2)開拓可能領域を残すことが、如何に重要であるかを理解できます。開拓地はミニマム4つから。3つでは、10点があまりにも遠くなってしまうのです。

 レンジを比較してみると如実に実感できるのですが、Catanは騎士賞を狙うパターンのほうが融通に優れます。結果として騎士賞が獲れずとも、その過程で得た発展カードの中にポイントや独占、場合によっては街道建設なんかで道賞を獲れてしまうためですね。逆に、道賞プランは、道賞を落とすと必敗です。発展カードと異なり、伸ばしてきた道には保険が無く、道賞を落とした瞬間、単なる置きものとなるからです。道賞を逃したプレイヤーは、大体が苦虫を噛潰したような表情になります。無論、そのプレイヤーとは、僕のことです。自分が小一時間、賽のかわらでゴミを積んでた事実を通告された瞬間にもたらされる悲壮感は、何回味わっても慣れません。とても重要なことなので、もう一度書きます。Catanで、他のプレイヤーと道賞を争うことほど不毛なことはありません。もしも初期配置で、道賞と騎士賞が等価な場合、迷わず後者を選びましょう。Fuck me 道賞です。

 (1)に関してもう一点。資源1種を諦め、初期4種の配置にするときは、その不足した資源の潜在的な供給源を考慮するべきです。たとえば、木の豊富なマップならば、木をきり捨てても他者から交渉で調達してくることは可能です。3:1港や2:1港の活用が見込まれる、或は同一資源がハンドに溜まりそうな配置のときも、同様です。ここで(3)が検討されます。4番目のプレイヤーは基本的に数字に恵まれ、6・8の都市化を果たした後は4:1貿易も現実味を帯びるため、港を得なくともプレイは出来ます。資源の組合せの関係で不幸にも6・8にふれられなかったとき、初期4種のとき、初期5種で無理なく港を狙えるときは、港の獲得に乗出します。 
 話を戻し、3軒目に建つであろう開拓地が不足した資源を補うときも、調達が可能でしょう。Catanは1種類の資源を完全に捨てて捷利できるほど、甘ったれたゲームではありません。上記の3つに該当せぬ場合は、初期配置を4種にすることは諦め、出目は弱くとも5種にふれさせるほうが無難です。

④-(4)他プレイヤーへの牽制。
 これは配置に余裕があるなら、考えるべき事柄です。実際にマップを見て考察してゆきましょう。

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 まず、「6麦・希少な3鉄」に面したEに置く場合を考えます。すると、木・土のどちらかはmustのため、「9土・6羊・一応2木」のKと「8木」のO、「9木」のG・Pがもう一つの開拓地の候補となる。Kに置くと資源5種を網羅でき、重複が懸念と言えば懸念ですが、麦と羊の二つの6で騎士賞を呼べます。それなりのはたらきが期待できる麦港が見えるのも、美点です。Oは土を捨てての6・8物量作戦です。3:1港に漕ぎつくことさえ出来たなら、木の3:1貿易で何とか回せそうです。しかし、その3つ目を建たせるために必要な11羊一枚と、土2枚の条件が幾らか重たく感じます。G・Pは5・9が優秀ですが、4種であるにも係らず、11羊が弱めである点に不安を覚えます。したがって、Eの相棒はKに軍配が上るとできます。

 次に、Eに置かぬときの組合せを検討します。少なくとも、6・8は一つは要るため、FとOが一つ目の候補となります。Fの相棒は、土・木・羊の5種と麦港も見えるKが妥当でしょう。しかし、Kの相棒なら、ダイレクトに3鉄の入るEのほうが適格では無かろうかと疑念が過ぎります。Oに置くなら道賞をとらなくてはならぬため、やはりもう一つは9土のとれるKとなりそうです。O-Kペアはまずまずの配置ですが、3番目のプレイヤーにEに置くことを許してまでする値のある行動かどうかは、正直微妙です。Eをカットするなら、Qも考えられます。しかし、これもまた相棒はKとなり、E-Kの率直な強さには及ぶべくもありません。

 以上より、4番目はE-Kとします。無論、Eからの道は誰も来なさそうな上に伸ばします。初期ハンドは木を含むKを貰う。(4)他プレイヤーへの牽制は、上記のように(1)~(3)の思考の道すじを辿ったあと、悩んだときの最後の一押しとして採用するのが賢明です。

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⑤2巡目の配置。
 1~3番目のプレイヤーの2つ目の開拓地は、1つ目の開拓地を補完するように置くだけです。その際、上流のプレイヤーは下流の動きを制限できれば上等ですが、普通は奸計を企てるゆとりなど残されてません。有利なプレイヤーを止めることは、ゲーム中、下位陣の結託如何で幾らでも可能です。初期配置では、あくまでも自分の利益を優先するべきです。そろそろ本記事も終わらせるべく、さらっと盤面を完成させましょう。

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 3番目は麦と鉄、それから6・8が不足してます。どちらをも満たす候補は、O・Fの2地点となります。小麦を重視するなら、圧倒的にFですが、小麦をとったところで羊と鉄が弱く、騎士賞は狙えそうにもありません。それならば道賞を確実にするため、Oに置くべきでしょう。小麦は弱めですが、一つ目の開拓地からさわれそうな6羊と、「3羊・8木」の羊港の組合せも頼もしく、鼓舞してくれます。

 2番目は木・土が不足してますが、その何れもを獲得できる地点はQ「2木・5土・10麦」しか残されてません。2木はplayableではなく、10麦も微妙です。では、1番目のプレイヤーの動向に注目すると、GやPに置かれると、期待値高めの5種類が揃ってしまうことが見てとれます。可能なら絞るべきです。Gは出目も高く、少しでも鉄を補強出来て且つ3:1港、木港も視野に入るため、自分で獲ってもなかなかどうして悪くありません。Gに置くことにします。

 1番目は、2番目が仕事をしたため、途端に苦しくなりました。麦はmustピックです。RとQの間で懊悩します。「5麦・4木」のRか、開拓可能領域が広く数字が6種になるQか。…………(木は2番目と交渉できるやろ。麦も「10麦・9土・11羊」に3軒目を建てたら何とかなる。最悪3:1港は獲れるし。さすがに4番目こっち来ねぇよな? 大丈夫、大丈夫、大丈夫)Qにします……。

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 こんな感じになりました。疲れたので、もう書きません。需要があれば、交渉編も書きます。ところで、誰か琴葉姉妹のCatan実況あげてくれませんかね?

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