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mantrog

京大漫トロピーのブログです

【1/11】絢辻詞編②

絢辻詞編 第2章「ウラガワ」

ミシ:ハッピーニューイヤー!
醤油:読者は誤魔化せても、僕らは誤魔化されませんよ。
QP:年内の更新の筈が、新年に食込んでるやん。なにしてたん?
ミシ:ちょっと「つむの一突き」を食らってしまって、休眠状態に……。ハ、ハッピーニューイヤー!
醤油:ハッピーニューイヤー!
QP:ハッピーニューイヤー!
ミ・醤・QP:……。
QP:レビュー始めましょう。
醤油:1話「ハッケン」ときて、2話「ウラガワ」ですか。Discovery。
QP:ん? 2話で絢辻さんの「ウラガワ」に焦点を当てるなら、1話では何を発見したんですか?
醤油:落としものでしょう。
ミシ:創設祭実行委員に立候補すること、手帳を拾うこと。これら2つが絢辻さんと懇意になるための前提条件、言わば「鍵」です。2話以降は、純一が1話で獲得したこの鍵を使って、絢辻部屋の扉を開くフェイズに移行します。
QP:生来のふてぶてしさを発揮して、ずんずんと土足で立ち入って行くんですね。
ミシ:主人公にのみ許された特権やね。
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(前回のつづき。絢辻から逃れようとして、むねを揉んでしまう純一)
醤油:ひゅ~。イイ仕事してますね~。少年、君は一億分の一のラッキーボーイだ。
ミシ:あくまでも不幸な事故ですよ。騒ぎ立てるものではありません。
QP:しかし、事実として「πタッチ」してるではありませんか。不公平ですよ。
ミシ:あなたのルサンチマンなど知ったことか。不慮の事故です。
醤油:とは言え、確かに「接触」が起こり、純一は絢辻の輪郭にふれた。これは重要な予兆です。
ミシ:肉体的な接触を皮きりに、精神的な距離さえも詰まってゆくことを仄めかしてる。
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(絢辻「これから少し付き合って、く・れ・る?」)
ミシ:このジト目堪りませんね。好きです。大好きだ。
醤油:ご褒美でしかありません。
(OP)
(Aパート。純一を詰問する絢辻。「書き殴ったアレ」までは見られて無かったことが発覚し、狼狽する)
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ミシ:むふふ。(深読みしちゃった絢辻さん可愛e)
QP:先ほど、こころの中で「深読みしちゃった絢辻さん可愛e」と考えましたね、ミシェル君?
ミシ:なっ。なぜ、わかったのですか、QP先生。
QP:簡単な話です。僕も同じきもちだからですよ、ミシェル君。
ミシ:せ、先生!
醤油:茶番はさておき、このやりとり、神社の前で行われるんですよね。
ミシ:聖域。神に誓って嘘は吐くなよ、と脅してるんですね。これはなにも純一に限った話ではなく、自らにも適用される。秘密を守ると言う利己的な目的のために同級生を一人屠ってしまうことへの、絢辻さんなりの良心の呵責・懺悔でもあるんですね。
醤油:せめて神の目のとどく範囲で罪をおかし、自らを戒める。
QP:「残念だわ。クラスメイトが一人減っちゃうなんて」と言う絢辻さんの台詞、純一のことですか? てっきり、自分のことだと思ったんですが。
ミシ:ああ、不祥事が露見して自主的な転校ですか。そちらの可能性もありそうですね。そうすると、神社の前を選んだのは、背負った重荷からの解放ですか。やはり懺悔ですね。
醤油:ところで明示されてませんけど、「書き殴ったアレ」とは何なんでしょうか?
QP:裏の自分を示してしまうもの、暴言やら愚痴やらではありませんか?
ミシ:しかし、その程度で学校に通えなくなりますかね? これは、もっとヤバイもの。たとえば……
醤油:たとえば、出生の秘密。
ミシ:もしくは、これまで親がやってきた悪事の数数あたりでしょうか。それとも、セクシャルアビューズ……。
醤油:コラッ。その可能性は薫編で検討したでしょう?
QP:なんにせよ、真相は闇の中です。
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(猫を被ってることがバレてしまった絢辻。純一の口封じにかかる。絢辻「さあ、復唱して。僕は何も見ていません。絢辻さんは裏表のない素敵な人です」)
ミシ:絢辻さんは裏表のない素敵な人です!
醤油:絢辻さんは裏表のない素敵な人です!
QP:絢辻さんは裏表のない素敵な人です!
醤油:伝説のシーンですね。
QP:はぁ~、これ、ごっつきもちええわ。
ミシ:実際に復唱してみると、不思議な高揚感と充足感が得られますよね。この感情こそ、絶対君主に恭順することでもたらされる絶大な安息感。
QP:この言葉、流行らせましょう。きっと世界から貧困と戦争が消え失せますよ。
醤油:本当にそうなったら、どれほど幸せだろうか。
ミシ:この世は地獄です。
(夜。炬燵で項垂れる純一。純一「美也。世の中には知らぬほうがイイものもあるんだな」)
ミシ:ああ、この台詞、六大の「識」を臭わせますね。
醤油:「識」とは「五大の性質がわかる」こと、ですね。
ミシ:六大とは、物質的原理であるところの五大に、精神的原理であるところの識大をくわえ、宇宙の実体を表したものです。ここで重要となるのは、五大と識大が「主・客」の二元的な概念ではなく、常に融合し一体化した存在である点です。宇宙に存在する全ての存在は、性質の全く異なる要素(五大)からなっており、それらの要素が識大と一体不離、完全に融合した瞬間にはじめて、全く次元の異なる存在として宇宙に顕現する。単なる要素を、存在(或は生命)たらしめるこのはたらきは「六大能生」とされ、通常の認識では混沌として到底理解しえぬと空海は語る。
醤油:六大からどのようにして存在が現れるかは、三密瑜伽の状態下でしか解らぬ密号なんですね。
ミシ:これまで純一は、五大の性質をそれぞれ大きく宿した5人のアマガミ達との交流を経て、それらへの理解を深めてきました。しかし、図らずして、これらは三密瑜伽へ到達するための修行の道でもあった。純一はまず、アマガミ達(五大)に近づき、その本性を識った。そして、宇宙のはたらきを表す三密は、身密・口密・意密。純一は、5人のアマガミ達へ、こころで好きと言って(好意の自覚)、言葉で好きと言って(好意の告白)、身体で好きと言った(ベッドイン)。最後には、純一なる「識大」とアマガミ達が一体不離となって、これまでとは異なる、あらたな純一、あらたなヒロインが誕生する。すなわち、『アマガミSS』は「六大能生」の実態を映像化した作品だったのです。
QP:なるほど。道理で理解に苦しむシーンが散見されるはずや。純一君の奇行は、三密瑜伽の状態にあるゆえに生じた特異なものなんやね。その意図や、実際の現象を理解するには、観客の僕らも一緒になってさとりを開かなくてはならんと。
醤油:もしかして、新興宗教の配付するPVの話してます?
QP:怒られるで。
ミシ:ともかく。絢辻さんは「識」のアマガミであり、主人公の純一もまたその性質を色濃く有す。「知らぬほうが幸せだった」などと、真実を知って両目を潰したオイディプス王のような言葉を口にしてるものの、2人の識が混然一体となった末、生命の生じる話や、これは。
(翌日。約束をやぶり、昨日の出来事をウメハラに相談しようとする純一。その瞬間を絢辻に見咎められ、お仕置きされる。連日こき使われ、憔悴する純一)
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醤油:絢辻の側も、秘密を「識られた」ことで純一と接さざるを得なくなった。ここで再び退路をたたれるんですね。
QP:しかし、この男はどうして直ぐ禁を犯そうとするのか。一日も保ってませんよ。
ミシ:ところが、当の絢辻さん。フンと鼻を鳴らしながら、どことなく嬉しそうなんですよね。不出来な生徒に接する感じで。もちろん、純一の愚行にサディズムを刺激された面もあるでしょうが。
醤油:これも、絢辻攻略に要される正解の行動なんでしょうね。意図的かどうかはさておき、馬鹿な自分には遠慮は要らんと、素のままで酷使してくれと、アピールした次第となった。
ミシ:三密瑜伽へ至った者は、自ずと正解を導くと言うことなんでしょう。まるでアンサートーカー(答えを出す者)や。
QP:東大の入試試験も満点で一発合格ですね。
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(放課後。森島の中途断念したペンキ塗をこなす絢辻。純一によって缶コーヒーの差し入れがされる)
醤油:どう見ても落書きでしょう、これ。
ミシ:神の遺した壁画ですよ。らんちき騒ぎの後始末をさせられるのは、どんなときも人間です。
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(純一「絢辻さんってさ、どうしてそんなに創設祭の準備を頑張るの?」)
(絢辻「決まってるじゃない。自分のためよ。作業が遅れれば、実行委員長であるわたしの評価に傷がつくわ。そんなの絶対許せないじゃない? あたしは完璧を求めてるの。それに、もともとしきるのは好きだし、クラス委員とか実行委員とかやっておくと、推薦入試のとき有利になるのよ」)
(純一「打算的だ……」)
醤油:絢辻の言葉はまぎれもなく本音ですが、全部ではありません。幾つかの真実を語って、己のナイーブな一面を隠すための建前とする。
ミシ:あえて露悪的な言回しすることで、その奥にある一番の動機、「皆を幸せにする」と言ったプリミティブな感情をさとらせぬようにしてるんですね。まあ、照れ隠しです。
QP:善行をなしたのに、そのことを親から秘匿しようとする子どものようだ。
ミシ:可愛ええなあ。
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(絢辻「橘君って変な人ね。だって、わたしの秘密を知ってる訳でしょう? わたしだったら、そんな人には絶対に近づかないわ。何を考えているかも分からないし、近づくことに何の得も見出せないもの。なのに、橘君は自分から手伝うとか言出したり、差し入れしてくれたりして、ねえ、どうして?」)
(純一「どうしてと言われても……、楽しいからかな」)
(絢辻「楽しい?」)
(純一「うん。絢辻さん手際も良いし、一緒にやってて結構楽しいよ。それに毎日忙しいけどその分だけ充実してると言うか、実行委員の仕事も面白くなってきたし」)
(絢辻「そう。ふーん……」)
ミシ:ああ、ここの「ふーん……」堪りませんなあ。
QP:内心、ものすごく喜んでそうですよね。素の自分を、曲りなりにも受入れてくれてる訳ですから。
ミシ:絢辻編は、絢辻さんから純一への問掛けが頻繁になされる。そして、それらに純一が逐一応えてゆくことで、2人の「識」が達成されると云うことです。
醤油:ここ、絢辻さんにしては非効率なペンキの塗り方をしてます。それはもちろん、帰宅を拒んで作業時間を延ばさんとする魂胆もあるんですが、背後で純一が語る言葉に意識の鉾先を奪われ、作業がおろそかになってしまってるともとれます。
QP:鬼の霍乱やな。
ミシ:まさしく。このあと過労で倒れますからね。
QP:え、まじで? 大変だ!
ミシ:ええ、大変なんです。
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(てを貸そうかと提案する純一であったが、「いいから早く帰って寝なさい!」と逆に健康を案じられてしまう。翌日。薫から、絢辻が過労で倒れたことを知らされる純一であった)
(Bパート)
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(見舞品を携え、絢辻家を目指す純一)
醤油:バナナ! とマカ。
QP:……マラ?
ミ・醤:は?
QP:すみませんでした……。
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(家の付近で、絢辻姉に出くわす)
醤油:DOG=GOD。
ミシ:ちゃんと犬が出てきてくれたことに、安堵さえ覚えます。神。
QP:重症ですね。バナナ食べます?
ミシ:頂きましょう。うん、美味だ。
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(絢辻姉によって絢辻の部屋に招かれる純一。ベッドで寝たふりを装う絢辻。縁の退室する音を確認してから、身体を起こしタオルで汗をぬぐう。しかし、その姿を予期せぬ客人、純一に目撃されてしまう)
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ミシ:このタオルの置き方、おかしくありません? 普通、前髪の上からではなく、額に接するよう置くでしょう。やはり実姉に苛められてるんでしょうか。う~ん、前髪が濡れてキモチワルイよぉ、って。
醤油:誰かが階段を上ってくる音を察知し、慌てて額にタオルを載せたのではありませんか。狸寝入りの一環ですよ。ところで純一君、また袋小路に迷込んでますね。
QP:資材倉庫では風によって扉が閉まりましたが、次は縁によって退路が断たれる。第三者のはたらきで再び、言葉を交わさざるを得ぬ密室が作られたと言うことです。
醤油:どんどん踏み込んで行きます。もう諦めて会話するしかありません。
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(絢辻「お見舞、ありがとう。女の子を相手に、バナナと栄養ドリンクって言うのも、どうかと思うけど」)
ミシ:絢辻さんはプラグマティックですから、こうした直截的なセンスを好みそうなものですけどね。逆に、ここで洒落たものを差し入れたら、「お前どこの女に入れ知恵された?」と無駄な不信感を与えてしまうでしょう。
(絢辻「あなたって本当に変な人ね」)
(純一「え、そうかな? でも、絢辻さんのお姉さんも個性的だよね。なんと言うかポワポワっとしてると言うか、浮世離れしてると言うか。雰囲気も絢辻さんと全然違うし」)
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(絢辻「ええ~?」)
ミ・醤・QP:ええ~?
ミシ:だから純一君、君はどうしてここで姉の話をもち出すんだ! ほら、もう、絢辻さん機嫌を損ねてふて寝してしまったじゃありませんか。せっかく、こころ温まるシーンだったと言うのに……。
QP:台無しですよ。
醤油:姉と比較されるのが嫌なんでしょうね。否、むしろ純一が姉に興味をもったことのほうが許せなかったのでしょうか。
ミシ:おそらく、その両方でしょう。姉への劣等感と、純一への未分化な好意がごちゃ混ぜになった複雑な状態ではありませんか?
QP:女心と秋のなんちゃら。
ミシ:冬です。
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(絢辻邸を後にする純一。家の前の芝生で、犬にスポーツドリンクを遣ろうとする縁に見つかる。縁「ねえ、最近の野良犬って、人に懐かないように教育とかされてるのかな。全然懐いてくれないんだよね」)
QP:変ですよ、この女。犬に遣ろうとした飲料を、純一に飲ませようとするな。
ミシ:本来は妹のために買ってきたスポーツドリンクですが、絢辻さんはさておき、犬も純一もそれを飲むことを拒む。ここで、犬=純一が成り立ちます。すなわち、己に懐かなかった純一に関し「お前も妹に教育された、妹の犬なのね」と暗に非難してる。
QP:うわっ、陰湿ですね。どこか森島先輩と重なる面があると思ってたんですが。
ミシ:たしかに、容姿と自由奔放な性格は似通ってます。しかし、縁には犬は懐きません。縁の発露する全能性や、純真さ、イノセンスは全て本人によって計算され、演出されたものです。縁は神ではなく、あくまで神のようにふるまう人間なんですよ。
醤油:おそらく家庭のしがらみから、絢辻は優等生を演じ、縁は自由を演じた。しかし、なぜ絢辻は縁をあそこまで忌み嫌うのでしょうか。同族嫌悪ともまた異なる感じですが。
ミシ:両親から寄せられる期待を放棄して自由を獲得した姉への羨望、もしくは「演じる」自分を意識させられる鏡として忌避してるなどの理由が考えられますね。縁は己を欺き、イノセントな感情を忘れてしまったか失くしてしまった。ちょうど、七咲編で英雄性を失った純一を髣髴とさせますね。しかし、絢辻さんは「皆を幸せにする」と言った無垢な望み、イノセンスを未だ有するために、姉と己が採用した渡世術に疑念を嗅ぎとってしまう。演じることで、全てが嘘になってしまう未来への恐れが、姉への嫌悪感・攻撃性となって表出する。
QP:縁の評価、ちょっと辛辣過ぎませんか?
ミシ:在りかたの問題ですよ。単に、縁の在りかたが絢辻さんの想定する幸福へと繋がるものではなかったと言う話です。他意はありません。本当ですよ?
醤油:全国の縁ファンの皆さま、ご意見・反駁、お待ちしております。
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(翌日。復帰した絢辻のもとへ、森島と塚原がやって来てミス・サンタコンテストへの出場を表明する。下卑た妄想を膨らまさんとする純一だったが、絢辻に2度足を踏みつけられ、阻止される)
醤油:イイっすねぇ。絢辻がこんな干渉する人間、はじめてでしょう。
ミシ:オーキードーキー!
QP:オーキードーキー!
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(放課後。悲鳴を聞き、校舎裏へ駆けつける純一。右足を濡らした絢辻の姿を認める)
(純一「絢辻さん、なんで足が濡れてるの?」)
醤油:なんでやと思う?
(絢辻「かけられたの」)
(純一「え?」
(絢辻「おしっこ、ひっかけられたのよ!」)
(純一「ええっ? だ、誰にっ!?」)
(絢辻「馬鹿ッ! 犬に決まってるでしょ!……校内で高そうな犬を見つけたから、何か使い道があるんじゃないかと思って捕まえようとしたの。そしたら妙に懐かれて……」)
QP:嬉ションですね。
ミシ:この犬、縁に懐かなかったあの犬ですよ。絢辻さんには懐きます。どれほど建前で覆われようとも、絢辻さんの深奥に秘められたイノセンスを嗅ぎとって失禁しちゃったんですね。
醤油:たしかに、DOG=純一だ。ただ、この犬は絢辻さんの思惑通りにならぬ存在として描かれる。
QP:わんわん。
ミシ:くぅ~ん。
醤油:君達まで犬にならなくてもイイんですよ。
(水道まで絢辻をおぶる純一。はずかしがる絢辻。絢辻「皆さ~ん、ここに変態がいますよ~!」)
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ミシ:うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお! これが観たかったんですよ、これが!
QP:むふふ。
醤油:しゅんごい。
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ミシ:ご覧よ、この満ち足りた表情。与えられなかった父性を感じてます。
醤油:やはり家庭の問題へと帰着するんですね。甘えてますわ。絢辻の防壁がどんどん崩れてゆく。
(夜。純一を想う絢辻)
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(絢辻「橘君、本当に不思議な人……」)
(絢辻「わたしとは違う価値観を持っているのかな? ちょっと気になるかも」)
(絢辻「あれっ? そう言えば、わたしが誰かを気にするなんて、もしかしてはじめてじゃない? ふふふ、変なの」)
ミシ:もしかして、詞、お気に入り?
醤油:なんで先に言うんですか!
QP:ふざけんな!
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(絢辻「もしかして、詞、お気に入り?」)
(絢辻「……もうっ。なに考えてるんだろう、わたし。ああ~、橘君のせいで勉強する時間が減ってるじゃない! ん~っ、もう、アッタマきたぁ! 今度からもっと苛めてやるんだからぁっ! ……ふふふ。覚悟してなさいよぉ~」)
ミシ:うわあああああああああああああああああああああ!
醤油:うわああああああああああああああああああああああ!
QP:うわあああああああああああああああああああああああああ!
醤油:絢辻さん、好き!
QP:僕もです。……あれ、ミシェル君、なんかズボン濡れてません?
ミシ:……洩らしちゃったかも……。
醤油:ええ~?
QP:嬉ションですね。
(ED)