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京大漫トロピーのブログです

【12/23】七咲逢編④(終)

七咲逢編 第4章「コクハク」

ミシ:This is a story about control. My control. Control of what I say. Control of what I do. And this time I’m gonna do it my way.
QP:急にどうしたんですか。
ミシ:イヤ、自分が17のときは何も出来なかったなと。
醤油:好きだからって、『glee』ネタぶっこむの止しましょうよ。
ミシ:「control」は「成熟」を扱う七咲編にピッタリだと思って、言っちゃった。てへ。
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(創設祭。純一は七咲との約束通り、女子水泳部のおでん屋台を手伝う)
QP:女子水泳部の屋台なのに男子が店番をしてたら憤怒しますけどね、僕は。
ミ・醤:たしかに。
QP:そんなこんなで最後のOPです。
(OP)
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茶道部の2人がサクラとして屋台にやって来て一芝居を打つ)
醤油:梨穂子パートへの繋ぎですね。一応、七咲の成熟を描く意図もありそうですが。
ミシ:この程度、はじめから出来てたように思うのですが。
(甘酒で酔っぱらった高橋先生と、監査役綾辻さんがやって来る。見つめ合う二人)
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QP:次々とキャラが集まってきますね。
ミシ:休憩時間です。尺が余ってるんですね。
醤油:七咲、おでんを贈賄して、純一との交際を綾辻さんに認めさせようとしてますね。
QP:マウントを獲ってやったぞと言った表情をしてますね。
醤油:実際に簒奪したのは、綾辻さんの婿となるべき人間ですね。
ミシ:ここの綾辻さんは、七咲の前向きな変化を誇張させるための単なる装置です。許さん。
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ガンダムが暴走する)
醤油:尺が余ってるためガンダムですら動き出します。
ミシ:怒れる巨神兵ですね。
QP:これ、やっぱり夢ですよ。マッチ売りの少女が火の中に幻視する悪夢です。
醤油:饗宴ならぬ狂宴です。
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(順調に屋台を経営する2人。おでんを溢してしまった子供を見た七咲は、無償で代わりを提供する。おでんは無事完売した)
ミシ:露骨やけど、在りし日の七咲逢と郁夫、ですかね。
QP:母性の安売り。バーゲンセールですね。
ミシ:ばぶぅ。
醤油:前話のノリで、隙あらば挿入歌が流れ出します。
ミシ:2番を使うの卑怯ですよ、卑怯。
醤油:Can’t you make up your mind~♪
QP:覚悟は出来ましたか?
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(Bパート。最終のバスでどこぞの山奥に連れて行かれる純一)
ミシ:これ、帰りのバスどうするんですか? 片道きっぷ?
醤油:今日は帰しませんよ、先輩。
ミ・QP:ああ゛~?
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(山を登る2人。純一を待つのは、天然の温泉だった)
QP:老婆心ながら忠告しますと、夜に登山は危険ですよ。
醤油:満月に照らされてますから、視野は良好です。私有地ですから、慣れたものです。
ミシ:月も蒼ざめてますよ。
QP:もう何なん? 怒るで?
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(混浴する2人。七咲「見てもイイですよ。下、水着着てますから」)
醤油:嘘です。着てません。
QP:肩紐が見当たりませんし、この時点で判ると思うのですが。
ミシ:2人とも動揺してますから、無理もありません。
QP:そもそもなんで温泉入ってるんですか、この2人?
醤油:不器用な七咲なりのOKサインです。対人スキルが壊滅的なため、まず環境をしつらえる。終バスでここに来ることで、純一と自身の退路を断ってるんです。ここまでして、ようやく「好き」と伝えることが出来るんです。
ミシ:まるで女郎蜘蛛のようですね。慄きます。
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(七咲「わたし、先輩が好きです。好きなんです」)
ミシ:どこにもおらぬ神に祈ってるで、この娘。不憫やわ。
醤油:身体から溢れてしまう隠しきれぬ恋情は、火ですね。その身を焦がすのです。
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(純一「僕も七咲が好きだ。どうしようもなく」)
QP:お前、トラウマはどうしたんや。
ミシ:性にほだされてません?
醤油:高校生の恋愛なんて、そんなもんでしょう?
ミ・QP:うへぇ。
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(感極まって純一に抱きつく七咲。はだけたバスタオルの下は、生まれたままの姿だった。動揺する純一。七咲「恥ずかしかったので、嘘をつきました。でも、先輩に告白したことを考えたら、些細なことでした。なにも問題ありません。イイんです。わたし、先輩のことが大好きですから」)
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ミ・QP:うわあああああああああああああああああああああああああああああ!?
QP:問題しかありませんよ。
ミシ:アダムとイヴです。
QP:衣類をまとえ! 衣類を!
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(密事を鹿に目撃される)
醤油:愛の営みを鹿に目撃されます。SS+で話題に上るのですが、このあと鹿が異常繁殖して、この山、立入禁止になるんですよね。
ミシ:鹿も、本能に火、点けられちゃったんですね?
QP:最悪だぁ。
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(エピローグ。晴れて恋人関係となった2人は、淫蕩の限りを尽くすのであった)
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(fin)
QP:実際のところ、七咲は自らを天に結びつけることはできたんですか?
ミシ:理想の恋人が出来て、もうウハウハですよ。天にも昇る心地でしょう。
QP:なんかもう、やりきれませんわ。
醤油:もはや好みの問題でしょう。僕は、七咲の「地上の火」にひき摺られ、弱体化してしまった純一が好きではありませんが。
ミシ:ファンに怒られますよ。
QP:七咲が「火」の女であることは、頑なに譲らんのですね。
ミシ:ともあれ、次は桜井梨穂子編です。
醤油:ようやく平和なレビューができそうだ。

【12/24】桜井梨穂子編につづく。