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京大漫トロピーのブログです

【12/13】漫画で異文化理解

ハローハロー。
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トランプをしながら失礼します。りんごです。
自分は今、中国は上海にいます。

さて、今年のテーマは煩悩。とあるお花のサイトを覗いてみましょう。
煩悩とは何ですか? - お坊さんQ&Aサイト[hasunoha]

これによると、煩悩とは人の持つ欲望全般に当てはめることもできるようです。となると、各々が一番強い欲望が自己を表象するような煩悩がある……なんてことが言えてしまうのではないでしょうか。
収集欲や守護欲を持った、108人の選ばれしものが入り乱れ戦う漫画がジャンプあたりで連載されそうですね。

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僕にとって、その自分を代表してくれる欲望とは「怠惰」に他なりません。
怠惰なあまり、授業をすっぽかす。怠惰なあまり、中国へ現実逃避しに行く。この欲望は、日常生活の全てについて回ってきます。


ところで、今世界的に異民族排斥の動きが強まっていますね。簡単に批判できるほどシンプルな問題ではないですが、もしかしたら諸兄の中には「けしからん!」と憤っている人がいるかもしれません。今こうして多文化共生についての関心が集まる中、重要になってくるのが異文化理解というワードではないでしょうか。
ただ、この異文化理解、かなりエネルギーを使います。じゃあ、漫画を読むだけで異文化理解できたら楽だな……。

僕が紹介するのは、そんな怠け心から選んだ漫画です。

HUMANITAS ヒューマニタス (ビッグコミックス)

HUMANITAS ヒューマニタス (ビッグコミックス)

こんな怠け心から紹介するのが申し訳なくなるくらい良いマンガです。
この「ヒューマニタス」は時代も場所も異なる3つの短い話から成り立っています。その舞台は15世紀の中央アメリカであったり、冷戦下のソ連であったり……。

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そして、全ての話にヒトが抗えぬ「歴史の強大な流れ」の存在が通底しています。単なる人間賛歌に終始していないところがこの作品をより深いものにしていると感じます。そして最後の話には「異文化同士理解しあうこと」の意味が。この2つを結ぶ作業は、実際に読んでいきながらやっていくのがいいのではないでしょうか。kindleで648円!安い!



ところで、先に挙げたソ連の話で、ユーリという名の青年が登場します。

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しょっぱなから悲痛な顔をしている彼ですが、今となっては彼を見ても別のことばかり頭に浮かんでしまいます。
ロシア…ユーリ…









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ユーリ!!!on ICEだ!!!

昨晩一気に見たのですが、最新10話で開いた口がふさがらなくなりました。僕はこのアニメを興奮剤として利用しています。
と、煩悩をぶん投げたところで終わりにします。

さようなら。