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mantrog

京大漫トロピーのブログです

【12/24】神の愛と寛容

ふわふわです.

さーて今年のお題は「宗教」です.何の話をしようかな.



宗教と言えばやっぱり現代に再誕した仏陀,中川隆先生のことかな……?

アアッくまぞーが書いとるヤンケ
mantropy.hatenablog.com



神の裏切りと和解について描いた良漫画,『I Care Because You Do』の話でもしようかな……?

アアッ2年前に書いとるヤンケ
mantropy.hatenablog.com




しばらく離れていたけれども最近熱がぶり返しているアイマス(Idol=偶像)の話でもしようかな……?

アアッななせ*1が書いとるヤンケ
mantropy.hatenablog.com



今年見た芝居の一挙レビューでもしようかな……?

アアッInoueが似たようなことやっとるヤンケ
mantropy.hatenablog.com




というわけで,ついさっきまで見ていた『天使にラブ・ソングを…』の話でもしようかなと思います.「宗教」ってテーマにもピッタリだしな.

天使にラブ・ソングを… [Blu-ray]

天使にラブ・ソングを… [Blu-ray]

いやー,初めて見たんですけど下馬評通りの良い映画でしたね.


え,ご存じない?とりあえずこの動画を見ましょう.一度は聞いたことあるんじゃないかなあ……?

Hail Holy Queen

僕はこの映画よりも先に,高校の文化祭の合唱コンクールで『Hail Holy Queen』を知りました.仲の良い先輩が中心になって,選抜隊で場つなぎ半分,良いコーラス見せようっての半分で余興に『Hail Holy Queen』と『You Raise Me Up』を歌ったのです.素人の合唱でも真面目にやれば楽しいのに,そこは元・男子校,やる気ない連中が多くて毎年イライラしてた*2んですが,この選抜隊は当然みんなやる気出して来てるので,ああ,合唱って楽しいなと思ったのでした.「『Heaven and earth resound the hymn!』だよ,天と地にresoundしないといけないんだよ! 全然resoundしてないじゃん!」って先輩が怒って,「ああ,僕はろくすっぱ意味も分からず歌ってたけどresoundってre-soundじゃん,この人はちゃんと英語が分かってすごいなあ」と思ったのも良い思い出です.


ま,そういうわけで,今やコーラスの定番って曲も多く出てくる『天使にラブ・ソングを…』です.

あらすじはWikipediaに任せましょう.

ネバダ州リノのクラブ「ムーンライトラウンジ」で働くクラブ歌手のデロリスは、ネバダ州一帯に縄張りを持つギャング、ヴィンスの愛人。だがある日、ヴィンスが裏切り者を始末する現場を目撃したため命を狙われる。重要参考人として警察に保護された彼女は、ヴィンスの裁判の日までカトリック系の聖キャサリン修道院にかくまわれる羽目になる。尼僧として振舞うことを余儀なくされたデロリスは堅苦しい生活に辟易するものの、やがて聖歌隊の指揮者を任されてから俄然、本領を発揮する。下手な聖歌隊を鍛え上げ、退屈な聖歌をモータウンの楽曲の替え歌にアレンジして派手なパフォーマンスを繰り広げ、保守的で厳格な修道院長との対立をよそに、一躍、町中の人気者になる。そして、最初は疎んじていた修道院のシスターたちと、歌を通じて徐々に友情で結ばれていく。
しかし、平穏な日々も束の間、警察内部の情報が漏れたことでローマ法王を迎えたコンサートの前日にデロリスがさらわれてしまう。彼女の素性を知らされた修道院のシスターたちは、例え本物の尼僧でなくとも自分たちを導いてくれたデロリスを救うべく、ヴィンスのアジトであるムーンライトラウンジへ乗り込む。無事、救い出されたデロリスは仲間たちに心からの感謝の意を述べ、ローマ法王の御前でのコンサートを大成功に導くのであった。


天使にラブ・ソングを… - Wikipedia

この映画の一番の見所はやっぱり楽曲の美しさですが,アメリカンなコテコテサクセスストーリーにキリスト教的神の愛がお墨付きを与えているプロレス感が非常に心地よいのです.

はっきり言ってストーリーは極めてご都合主義的です.「ハリー・ポッター」のマクゴナガル先生,マギースミス演じる修道院長とデロリスの和解はきちんと描写されていなくて,修道女たちにプライドを叩きのめされる修道院長は最早かわいそうです*3.裏切り者は躊躇なく始末するくせに,尼さんを撃つことにはビビり倒す子分たちの宗教観はイマイチよく分かりません*4

それでも,(白人)ギャングの適当に扱われる愛人が,一時はこんなところ出て行ってやると思った教会で,美少女と明るいデブをはじめとする修道女と友情を培い,「黒人」の象徴とも言えるゴスペルで自分の才能を発揮して,落ちぶれた教会は人であふれかえりお金も集まりまくり,法王に拍手を送ってもらって万々歳,というサクセスストーリーは見ていて心地の良いものです.
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(だいたいあってる*5

端々に描かれた黒人と白人の和解(教会で一緒にゴスペルを聴く黒人と白人の男の子たちとかね)も見ていて心地の良いものだし,執拗に謳われる神の愛の寛容さに心洗われるクリスマスというのも良いものでしょう.

今年のクリスマスは,『天使にラブ・ソングを…』で決まり.アマゾンならBlu-rayがたったの2500円で買えます.DVDなら1600円です.皆様も是非.

天使にラブ・ソングを… [Blu-ray]

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天使にラブ・ソングを… [DVD]

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*1:財布が見つかって本当に良かった,あと内定本当におめでとう

*2:一度コーラスのとりまとめやる「コーラス委員」をやったときも,その辺でイライラするのが嫌だから「練習は自由参加」って宣言したら本当に一度も全員そろうことがなくて本当にイライラした

*3:いや,それでもそれがアメリカンなサクセスなのかもしれません

*4:いや,それでもそれがアメリカンな宗教観なのかもしれません

*5:数年前に配ってたビラ.この漫画が気になる皆さんは漫画『拳ゴッドナックル』をチェックだ.

ゴッドナックル 1―神拳 (ヤングキングコミックス)

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