読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

mantrog

京大漫トロピーのブログです

【12/21】ストレッサーとしてのクリスマス

みなさんこんばんは!「3連休→クリスマス・イヴ→クリスマス」という刺激的な5日間のはじまりですね!ご予定はいかがでしょうか?ご予定はいかがでしょうか??ご予定はいかがでしょうか???

関係なさそうでありそうな話

今回は心理学の分野で割と古典的な Holmes と Rahe による「ライフイベント研究(1967年)」を紹介したいと思います。簡単に説明しますと、日常生活においてイラつくこと(ライフイベント)を臨床経験から帰納的に導き出し、それぞれにイラつきポイント(高いほどイラつく)を振り当て、クライエントがどれほどイラついているのかを客観的に評価する手助けにしよう、というものです。

基準となるのは「結婚(50点)」で、他には「配偶者の死(100点)」「離婚(73点)」「1万ドル以上の借金(31点)」「クリスマス(12点)」など…………ん???

「クリスマス(12点)」
「クリスマス(12点)」
「クリスマス(12点)」
クリスマスは心理学者も認める害悪イベントだった(完)

しかもこの心理検査、「過去1年間の『ライフイベント』をチェックしてね」という方式で行われます。クリスマスは毎年誰にでもやってくるだろうが!いちいち聞くなよ!!!


ちょっと細かい話

先の説明では「イラつきポイント」という言葉を使いましたが、正しくは「社会的再適応評価尺度」といいます。これは

  • ①「ライフイベント」が生活に変化をもたらす→②我々が変化に再適応する

という再適応過程に伴う困難さを「ライフイベント」ごとにそれぞれ数値化したものなんですよね。

つまり、クリスマスが生活に変化をもたらさない私(たち)にとっては「クリスマス(0点)」なのだ。
ダブルミーニングで0点なクリスマス。変化しないことに対しての継続ダメージも考慮に入れるべきだと思うんだけどなあ。

もっと細かい話

みなさんも薄々気が付いていると思いますが、なんというかこの尺度、かなりテキトーな作りです。「クリスマス」はもちろんのこと、「結婚」などについても再適応に伴う困難なんぞ人それぞれですよね。あまりにも標準化しすぎだと思います。しかもこの研究が行われたのは欧米ですから、なんか日本人と比べると「クリスマス」を意識しすぎているような気もしますね。この研究が私たちに与えてくれるもの……それは……なんだろう……人生はつらいことがいっぱいだなあ……という認識ぐらいですかね……。

それでは今回は以上ということで、みなさんよい週末を。そしてメリークリスマス!

(じあん)

クリスマスに読みたくない漫画

マンガで分かる心療内科 9 (ヤングキングコミックス)

マンガで分かる心療内科 9 (ヤングキングコミックス)

クリスマスぐらいは鬱とかそういうことを考えたくないものです。ちなみに今回の「ライフイベント研究」は(たしか)この漫画には載っていません。参考にしたのは『心理学概論』とかです。『心理学概論』は読みやすいのでみんな読みましょう。おわり。