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mantrog

京大漫トロピーのブログです

【12/22】万国の労働者よ、団結せよ

漫トロブログの読者の皆さん! とりわけ、独り身でクリスマスを過ごすであろう皆さん!
独り身のクリスマス、寂しいですね。しかし、独り身なのは自分だけであろうか?
否。自分の他にもクリスマス独り身勢はいるはずである!

クリスマスは我々を分断し統治しようとする当局の企みである。我々は断乎として闘わねばならない。
「万国の労働者よ、団結せよ」——我々もマルクスの言に従い、団結せねばなりません。
そこで、責任ある漫トロ会員として、私は『彼女のひとりぐらし』を読むことを呼びかけます。
『彼女のひとりぐらし』を読んで、互いに連帯しよう! 当局の企みを完膚無きまでに粉砕しよう!

彼女のひとりぐらし 1 (バーズコミックスデラックス)

彼女のひとりぐらし 1 (バーズコミックスデラックス)









非モテ残念女子」のぞき見漫画

……というわけで、『彼女のひとりぐらし』がお薦めなので、みんなで読もうという話でした。
京大漫トロピーは、マルクス主義その他の思想、或いはそういった思想を主張する団体とは一切関係がありません。安心してください。

輿水理香、26歳独身。
高校時代はバスケ部所属。規則正しかった生活が、たまに遠い昔のことの様に思う、
最下層フリーランサー。
今は、部活時代より継承した、部屋干しロープ張りの部屋で、
スポーツ観戦したり、妄想したり、飲酒したり、
気ままなひとりぐらしを満喫中!?

『彼女のひとりぐらし』は、主人公が独り言を言いながら、いわゆる「非モテ残念女子」な生活をする、というただそれだけの漫画です。
クリスマス独り身勢は自分だけじゃないだろうし、他の人はどんな独身生活を送ってるんだろ、という。


『彼女のひとりぐらし』の魅力は、まあ独り暮らしあるあるネタが面白いっていうのも若干ありますが、やっぱりちょっとかわいい主人公が事細かに語る私生活をのぞき見するエロっちさが大半を占めます。非常に下衆い。


図:『彼女のひとりぐらし』のエロっちさを如実に表している。

自分のことを見ているみたいで『彼女のひとりぐらし』の生々しさがつらい、という人がいたりします。
逆に言うと、それくらい生々しい他人には普通見せないであろうそういう私生活は気になるに決まってるわけで。それが玉置勉強のちょっとエロチックな絵で描いてあるので、非常に興奮する、という話。冬の人肌恋しい時期なんかに読むと尚更ですね。エロ系のネタも所々に仕込んであったりして、玉置勉強の狡猾さを感じさせます。(上に示したバーズの表紙絵なんかは良い例です)


むすび

のぞき見だの生々しいだの興奮するだのと、聖夜に似つかわしくないお下品な話でした。はい。こういうことを自分の心の中に仕舞っておかないデリカシーのなさ故に、21回目の独り身クリスマスを迎えようとしているわけですね。むべなるかな。

この作品、ネタが尽きたのか、ちょっと面白くなくなってきたなーと思ったら2012年夏発売の3巻で完結しました。ちょうど良かったと思います。

よく分からないのは、帯とかを見る限りでは「残念女子」に売りたいような雰囲気がありますが、そういう読み方をして本当に面白いのかということ。そこら辺をちょっと突き詰めて考えてみると、この作品は「こんな女の子いたらかわいいだろうなー」みたいな我々の幻想を映し出してるだけなんじゃないかな、とか思ったりもします。もしかしたらこういうところを含めて玉置勉強の狡猾な販売戦略で、エロネタとかうまいこと乗せられて、手のひらの上でコロコロ転がされているのかもしれません。そういうところに鋭い人は、あんまり楽しめなかったりするのかな。

ま、クリスマスだしあんまり難しいこと考える必要ないですね。良いクリスマスをお過ごしください。

(ふわふわ)

東京赤ずきん 1 (バーズコミックス)

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