mantrog

京大漫トロピーのブログです

【12/8】せいなるよるに

こんばんは。usiです。

アドベントカレンダー企画ということですが、クリスマス関係なしに色んな漫画が上げられていますね。

ということで僕もせっかくの聖夜ですし、聖闘士星矢について書きたいと思います。

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若い。

正直さかもと麻乃先生の『ラノベ王子☆聖也』と迷いましたが今日は星矢です。

聖闘士に同じ技は二度と通用しない

ということで黄金期を支えた名作、聖闘士星矢です。
外伝なんかが色々出てて、ちょっと一回整理したいと思っていたので、この機会にまとめたいと思います。

聖闘士星矢』はかの『男坂』が半年で打ち切られた年と同年の、1985年(昭和60年)の12月から週刊少年ジャンプで連載を開始し、いわゆる80年代のジャンプ黄金期を支えた作品です。
また星矢は、今で言う「やおい同人」ブームのはしりと言われています。最近では黒バスなんかがいろんな意味で流行ってるようですが、20年前からジャンプは女子読者を見てたんですね。コミケどうするんでしょうね。

それでは本編の紹介から。
85年から週刊少年ジャンプ本誌で連載がされた本編には3つの章があります。
まず聖域十二宮編
そして海王ポセイドン編
最後に冥王ハーデス編……ですが、冥王ハーデス編は物語があと一話で完結するかしないかのところでジャンプでの連載が終了し、同年創刊がされた「Vジャンプ」にて、聖闘士星矢 完結編』という形で掲載がなされたようです。また、コミックスの最終巻には加筆もあるようですね。これが1990年のことです。現在は文庫が手に入りやすいようですね。

聖闘士星矢 文庫 全15巻 完結セット (集英社文庫―コミック版)

聖闘士星矢 文庫 全15巻 完結セット (集英社文庫―コミック版)

そして時は過ぎ2002年12月、同年に創刊された秋田書店チャンピオンRED」にて、原案-車田正美・漫画-岡田芽武という形で、聖闘士星矢 エピソードGが連載を開始します。これは前日談にあたる物語ですね。『聖闘士星矢』で登場した黄金聖闘士たちの若い時代の活躍が描かれています。

聖闘士星矢EPISODE.G 1 (チャンピオンREDコミックス)

聖闘士星矢EPISODE.G 1 (チャンピオンREDコミックス)

因みにその90年からの10年間、車田正美先生は、かの『SILENT KNIGHT翔』で伝説的な巻末コメントを残し、「スーパージャンプ」で『あかね色の風』という新選組モノを描いたあと集英社を離れ、角川で『B'T-X』を描いてたりしました。

そして『聖闘士星矢 エピソードG』がヒットし、2006年、満を持して「週刊少年チャンピオン」にて原作者本人が執筆する続編として聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話が袋とじでの全ページフルカラー作品として連載を開始しました。

聖闘士星矢』で語られていた、240数年前の聖戦を描いています。現在は不定期連載ですが12月6日発売のチャンピオンで連載が再開されたので気になる方はぜひ。

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しかし前述しましたが、「週刊でフルカラーは無理だ」ということになり、すぐに「同じ作品世界を異なった視点より描く」との体裁で聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話が連載を開始。

漫画-手代木史織ということで、こちらは本編は2011年までチャンピオンで本編を連載し、OVA発売記念として秋田書店の「プリンセスGOLD」に特別編が一話載り、現在はその外伝が掲載誌を「別冊少年チャンピオン」に移して連載されています。

現在の連載まとめ
聖闘士星矢 エピソードG』-「チャンピオンRED
聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話』-「週刊少年チャンピオン
聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話外伝』-「別冊少年チャンピオン」

少し長くなってしまいましたが、漫画としてはこのくらいでしょうか。これにアニメや東映の劇場版、OVAなどを含めると更に膨大な世界が広がっています。昔連載を読んでいた方も、その時は生まれていなかったという人も、気になった方はまず今コンビニ、書店に並んでいるチャンピオンをお手にとってみてはいかがでしょうか。

(usi)