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京大漫トロピーのブログです

【12/7】ボーイ・ミーツ・アナル

なにが“ボーイ・ミーツ・ガール”じゃ“ボーイ・ミーツ・アナル”じゃクソが(クソだけに)。

ごめんなさい。記事書くのが遅れてます。hidesysです。

今日は上記の通り、普通の男の子が女の子に出会い、心身ともに成長していく。そういった漫画を紹介したいと思います。
上連雀三平(2002). 『飲尿女神』です。

飲尿女神 (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)

飲尿女神 (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)

上連雀三平を辿る

上連雀三平先生といえば、『アナルジャスティス』『アナルジャスティス 肉棒射精編』『アナルエンジェル』等、いくつか“アナル”が書名に入った本を出版されています。がしかし、実は初期の代表作である『アナルジャスティス』シリーズでは「女の子*1に付いたペニス」「女の子の勃起」に焦点が当てられ、アナルにはそれほどまで深い言及はされていませんでした。(アナルに関する洞察の根源は散見される)

上連雀三平の思想体系を辿ろうとすると、3つの旅程が見つかります。
一つは“ペニス”、一つは“禁忌の超越”、一つは“セックス”です。

この3つが最も鮮やかに結集したものが『アナルエンジェル』になるのですが、この本はまたの機会に取っておきます。

『アナルジャスティス』シリーズで、彼は特にペニスに焦点を当てました。そしてそれはセックスをする肉体(女の子)と接合され、物語に登場します。禁忌の超越は、性欲過剰のペニスがありふれたものである、という形で描写されます。
『飲尿女神』はアナルジャスティスシリーズの後に描かれました。ここで、“ペニス”・“禁忌の超越”・“セックス”はどのような形で姿を表すのでしょうか。

飲尿女神

「夜中に窓際におしっこを置いておくと、女神様が飲みに来るんだって。それで、一つだけ願いを叶えてくれるんだって……」
おしっこを飲んで願い事を叶えてくれる女神様。それは都市伝説ではなく実際に存在した!

この本では特に“禁忌の超越”に重点が置かれています。飲尿する女神、姉弟性交、性交が日常的な女の子ばかりの男子校、あるときお隣の女装変態さゆりちゃんのオナニーショーを見て以来さゆりちゃんのおちんちんに夢中になってしまった息子が自分とセックスしてくれなくなったと飲尿女神に相談する母。

この作品では、アナルジャスティスシリーズと比べて、“ペニス”が“ペニス”として“セックス”から遊離してきているのがわかります。
そして、“禁忌”として扱われるのは“セックスが日常的に行われること”ではなく“行われるセックスの様式”へと転換さられ、それ自体が日常的に行われることで超越されます。

さて、読みどころを1つ紹介しましょう。「性交が日常的な女の子ばかりの男子校」に入学してきた普通の男の子 です。

「男が 男が… おれのチンポをしゃ しゃぶってってっ (まだ女の子にもしゃぶってもらったことないのにーーっ!) 男が……  …………き 気持ちいいっ」
「おれは おれは 男に口内射精してしまったああああ もーーだめだあぁぁ」
「別に女の子の口にはフェラチオのための器官とかついてるわけじゃないしな 男も女も口の中の構造は一緒なんだよな うん……」
「別に女の子の肛門には男を悦ばすための器官がついてるわけじゃないし 男も女も肛門は同じだよな う うん」
「気がついたらわたしと真央ちゃんはこんな関係になっていました」

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しかし、実は、真央ちゃんは「恋人が欲しい」と飲尿女神様にお願いして彼が呼び寄せられたのでした。
それを知ってしまった主人公は悲しみに暮れます。

「真央ちゃんのバカァ! 今の話全部聞かせてもらったわ」
「自分勝手なお願いでわたしを精液づけにするなんて!」
「わたしの人生返してーーっ!!」

こんな身体にして責任とってよね。さぁ一体全体彼女たちはこれからどうなるのでしょうか。続きを読みたければ今すぐ本屋にダッシュ!(上記のAmazonリンクから買ってくれ)


なお、「性交が日常的な女の子ばかりの男子校」が形成されるまでの過程は、上連雀三平の最近の作品である『アナルエンジェル』にで描写されました。是非こちらも読んでみて下さい。

アナルエンジェル (SANWA COMICS No.) [アダルト] [コミック]

アナルエンジェル (SANWA COMICS No.) [アダルト] [コミック]

(@hidesys)

*1:性別は問わない